目指す未来に向かって一緒に動いているスタッフ、CforCプログラムへの参加者、そして、寄付者や間接的に応援している人も、よりよい未来を目指してPIECESに関わる人はみんな、A piece for peaceだと考えています。
そんな想いをこめて、継続寄付で支えてくださる方々のことを、仲間という意味をもつmateを使い、PIECESメイト(ピーシーズメイト)と呼んでいます。
大人の皆さん。
「大丈夫。」という嘘を
どうか、
見破ってください
PIECESの活動を継続し、新たな地域でプログラムを発展させるためには、PIECESメイト(継続寄付者)の力が必要です。ぜひ仲間になって、子どもが孤立しない社会を一緒につくってください。
この先、私たちの思いと目指したい社会をお伝えしていきます。
5分間だけ、お時間をください。
ほっといてよ 大人なんて信用できない
どうせ僕の存在なんて
誰も気にかけていないんだ
僕なんて いてもいなくても同じ
いくら頑張ったって 結局意味がない
本当は誰かに助けてほしいけど
信頼して相談できる人は一人もいない
そんな子どもたちの悲痛な声は、あなたのところに届いていますか。
「大丈夫。」
そんな心と裏腹な言葉のもっと前に、安全に頼れる誰かがいたら。
貧困や虐待、いじめ。
その背景には、心の孤立という現状があります。
心の孤立とは、安全に頼れる誰かがいない環境で、他者や社会への信頼感を失っている状態を指します。安全な頼り先がない中で頑張っている子どもが、今この瞬間も私たちの周りにいるかもしれません。
実際、OECD(経済協力開発機構)の調査によると日本の子どもの約10人に3人が孤独を感じていると答えています。
私は児童精神科医として長年医療・行政に携わる中で、こんなふうに言葉をつむぐ子どもたちと出会うことがありました。
私たちは孤立が深刻化する前に、子どもたちの生きる地域に、多様な人たちの優しさや想像力があふれる「優しい間(ま)」を増やす活動を行なっています。
そのために、医療機関や専門機関はもちろんのこと、地域に生きる市民たちと手を取り合い、地域全体で子どもたちを見守るまなざしが重要だと考え、市民性醸成の活動を続けています。
私たちは、子どもの心の孤立が深まる前に、子どもを見守り寄り添う市民を増やすことを目指す 市民性醸成プログラム「Citizenship for Children(CforC)」を実施しています。
ひとりひとりが自分らしい市民性を醸成し、行動できるようになることで、子どもと自分、地域のwell-being をつくります。
2016年に東京でプログラムをスタートし、現在はオンラインで全国展開しています。地域のほか、企業や行政向けの研修、一般向けのワークショップや講座などを多数実施。述べ3000名以上に届けてきました。
「Citizenship for Children」という活動は、子どもへの直接的なアプローチと違い、少し遠回りのように思われるかもしれません。
けれど、このアプローチは子どもの孤立を予防し、子どもたちの豊かさが大切にされる社会の可能性をひろげていくものであると考えています。
2020年は、水戸・奈良・全国(オンラインの横断型)で6ヶ月間のプログラムを実施。
水戸は昨年に引き続きNPO法人セカンドリーグ茨城さん、奈良では大和高田をフィールドに認定NPO法人Living in Peace さんと協働でプログラムを実施しています。
東京ではNPO法人ピッコラーレさんとの協働で「project HOME」という若年妊婦のための居場所ができました。
PIECESはこのプログラムを全国に展開させるために、地域に根付いて活動している他団体との協働を大切にしています。そうすることで、私たちだけでは為し得ないことも可能になると考えています。
子どものことが大好きで、子どもに関わり続けたい。 そのためには専門的な知識を身につけなければ 始められないと思い込んでいた。でも講座や ゼミを重ねる中で、大切なのはそこじゃない とわかった。自分がもうすでに持っているものがあ る。周りにもこれだけ想いを同じにしている人がいる。 それを大事にとにかく動き始めたい。(40代、自営業)
公園で子どもに対して怒鳴り散らしている人がいて、これまでだったら気になりつつ見て見ぬふりをしていたけど、勇気をもって声をかけてみることができた。(30代、社会人)
これまで一歩踏み出すことにためらって何もできずにいたが、今では毎週のようにボランティアとして子どもに関わっている。そばにいることくらいしかできないけど、無力でもないかなと感じている。(20代、社会人)
子どもたちが孤立の中で生き続け
社会のことを信頼できなくなる明日より、
優しいつながりに溢れる未来を
一緒につくっていきませんか?
そんな彼女はクリエイターさんと一緒にゲームをつくったり絵を書いたりするものづくりの場で、少しずつ信頼できるつながりを増やしていきました。 ものづくりの場で自分の好きなことを見つけ、休みがちだった学校にも行きたいと自分から言うようになりました。
みなさまからの寄付は、子どもとともにある地域の市民性を醸成するプログラム「Citizenship for Children」の全国展開の基盤づくりに使わせていただきます。
CforCは2018年までは東京で実施し、2019年からは地域展開として茨城県で展開してきました。2020年は新たな地域奈良でも実施され、現在はオンラインで全国に展開しています。
これをもっと多くの地域に、展開させていきたいと考えています。
そしていつか、あなたの住むその地域にもプログラムを展開させたい。展開の基盤となるご寄付をお待ちしています。
・地域で子どもを見守る大人を増やす研修プログラム実施費
・毎月の講座・ゼミの運営費
・トラウマインフォームドケアに関する研修などの開発費
・優しい間のあふれる地域イベントの開催費
など
―漫画家 代表作『ちはやふる』
子どもが犠牲になる事件にひどく心が傷ついても何もできずにいるにいる人が私の周りにも多くいますし、私自身もその一人です。
でも「関わる人」を育てようとする活動があることを知りました。どこにでもきっといる「誰にも相談できないこども」に、一つでも多くの選択肢をあげたい。
そんな思いで私はPIECESを応援しています。
―認定特定非営利活動法人ACE理事 / 営業コンサルタント
「子どもの孤立」という課題は、とても見えづらくて、一度そのループに入ってしまうと、そこから抜け出すのはとても難しい厄介なものです。
「子どもと寄り添う優しい大人」の育成は、孤立によって生まれた様々な課題をすぐに解決するものではないですが、こういった活動がきっと「孤立を生まない強い地域」を育てていくことでしょう。
U.Mさん ―40代・男性・会社員
初めは自分の子どもが育つ社会がよくなるようにと願いを込めて寄付をはじめました。
今はそれ以上に、PIECESの理念、広く言えば人との関係性を自分自身も見直すことができたことに寄付してよかったと思える理由があります。PIECESの「親でも先生でもない斜めの関係」に共感し人に寄り添う姿勢を私も学ばせてもらっています。
M.Hさん ―30代・女性・フリーランス
悩みや困りごとを直接的に支援するのではなく、気持ちに寄り添い「心の孤立」に目を向ける。
そんなPIECESの活動を初めて聞いた時、自分の今までの人生のモヤモヤも晴れるような気持ちでした。
誰かの心を知ろうとすることが社会全体を考えることに繋がるということ。それをPIECESを応援しながら日々教わっているように感じています。
ゴールドマン・サックス証券株式会社 / 吉本興業株式会社 / 株式会社大和証券グループ本社
パナソニック株式会社 / FIT チャリティ・ラン / 一般社団法人あおい福祉AI研究所 / Water Dragon Foundation
Yahoo!基金 / CBグループマネジメント株式会社 / アイオイクス(株)Hariqua /
PIECESの活動や想いが分かる活動報告書(アニュアルレポート)とオリジナルステッカーをお届けします。
PIECESメイトが集い・つながる「Piece for Peace(PforP)」というオンラインスペースが始まりました。PforPは、社会も自分もwell-beingになることを目指し、PIECESメイトのみなさんとともにつくるオンラインスペースです。>> https://www.pieces.tokyo/pforp
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PIECESメイト(継続寄付者)になっていただく関わりはもちろん、PIECESのビジョンや取り組む課題等を多くの方に知っていただくことも、PIECESの考える市民性や「優しい間」を広げるアクションとして重要だと考えています。twitterやFacebook等でのリツイートやシェアも大歓迎です。「#ひろがれPIECES 」で検索!
PIECESは、あなたの痛みも、あの子の痛みもそっと包み込んでいけるそんな「優しい間」を広げていきます。あなたの手元から共に、紡いでいけたら嬉しいです。