「こどもがこどもでいられる」とは、大人から見た「子どもらしさ」ではなく、「その子として存在していられる」ということだと考えています。
必要なのは「子どもらしい」かではなく、「子どもがひとりの人としていられる」こと。
そのためには子ども自身が、権利主体の一人の人として生きていくことができること、尊厳が守られることが大切です。
子どもの背景に目を向け、子どもに寄り添う市民を増やすためには、PIECESメイト(毎月の継続寄付者)の力が必要です。
ぜひ仲間になって、こどもがこどもでいられる社会を一緒につくってください。
ある男の子が、久々に怒りを爆発させ、顔を真っ赤にして、あふれ出そうな何かをなんとかこらえながら物に当たっていました。
彼と出会って1年、ものを壊したり、やり場のない感情を誰かに向けて爆発させることが減り、その前に気持ちを伝えることが増えていた時の出来事でした。
大人に対してそう言う彼。そんなふうに思ったきっかけってなんだろう。
そっかあ。ウウウってなるの自分で気づくようになったんだ。ウウウってどんな感覚なんだろう。どんな時にウウウってなるのかな。ウウウってなった時はどんなふうに過ごしてるのだろう。
イラスト:ひらのりょう
制作:「Reframe Lab(リフレームラボ)」
子どもたちの隣で、子どもたちから紡がれる風景を一緒に眺めていると、その内面にある多様性に、豊かさにハッとします。
表面に見える言動や、大人が困ったなあと思うような行動だけに目が向きやすいけれど、子どもたちは日々たくさんのことを自分なりに感じ、自分なりに意味付け、自分なりの物語をつくっています。
子どもの目から見える世界はどんな彩りなのでしょうか。
子どもの感じる体験はどんな物語として子どもの中に息づいているのでしょうか。
大人が想定する子どもの行動の背景と、子ども自身が何を願って、その行動をしたかは実は食い違っていることがあります。
小澤 いぶき
代表理事 / 児童精神科医
表面に見えている言動や「困りごと」はその子の全てではありません。たまたま表出されている氷山の一角に過ぎないのです。
大人の思う目的に向かわせようとするあまり見逃してしまうことがあるけれど、子どもたちの内面にはいろいろな気持ちがあり、好奇心があり、願いがあり、大切にしていることがあります。そして、そういった願いや好奇心は、子どもたちが成長する大きな手がかりになるのです。子どもたちは複雑で豊かな存在です。
私たちPIECESは、そんな子どもたちの背景に目を向け、寄り添う市民を増やすために、市民性醸成プログラムの展開や啓発活動を行っています。
毎月1,000円からのご寄付を通じてPIECESの活動を応援する制度です。PIECESの活動は、みなさまの安定的な継続支援があってこそ続けることができます。PIECESは誰かのものではなく、子どもたちの周りに優しい間のあふれる未来をつくる人、想いを持っている人の総称です。
目指す未来に向かって一緒に動いているスタッフ、CforCプログラムへの参加者、そして、寄付者や間接的に応援している人も、よりよい未来を目指してPIECESに関わる人はみんな、A piece for peaceだと考えています。
そんな想いをこめて、毎月の継続寄付で支えてくださる方々のことを、仲間という意味をもつmateを使い、PIECESメイト(ピーシーズメイト)と呼んでいます。
寄付者限定のオンラインスペースへの参加
PIECESメイト(月額寄付者)が集い・つながる「Piece for Peace(PforP)」というオンラインスペースがあります。
社会も自分もwell-bingになることを目指しながら、自分なりの小さな市民性発揮の種を見つけるイベントや交流などを行っています。すでに100名以上の方が参加!
単発でご寄付いただいた方には、期間限定でご参加いただけます!
PforPの詳細はこちら





寄付に関するご質問
よくあるご質問
Q 領収書は発行できますか?
はい、領収書の発行は可能です。原則として年1回、ご登録先の住所宛にお送りしています。
Q 寄付は何に使われるのですか?
ご寄付は、「こどもがこどもでいられる社会」のために必要な啓発活動、子どもに寄り添う市民を増やすためのプログラム「Citizenship for Children」などの活動に使わせていただきます。