日頃より、PIECESの取組へのご関心と、たくさんのご支援・ご協力をいただき、本当にありがとうございます。
PIECESは、2018年10月に東京都から認定NPO法人の認定を受け活動してきました。それにより、寄付者の皆さまからいただくご寄付は、寄付金控除などの税制上の優遇処置の対象となっています。
昨年10月に認定から5年が経過したため、更新手続きを進めてきましたが、先日東京都より、当法人としては想定外の事情を理由として、認定NPOとしての「認定」の更新が認められない旨の連絡を受けました。
詳細の説明は後日であり、異議等の検討があり得る状況ではありますが、一旦は、認定の失効により、寄付金控除などの税制上の優遇処置が受けられなくなる状況が生じてしまうこととなったため、現時点でお伝えできる範囲で、これまでの経緯や今後の見通し等に関してお知らせいたします。
<東京都の決定内容による影響>
・2024年3月25日をもって認定NPO法人の認定を失効し、3月26日から通常のNPO法人となります。
・それに伴い、3月26日以降にクレジットカード決済や銀行振込が行われる寄付については、寄付金控除などの税制上の優遇処置の対象外となります(3月25日以前の決済や振込は対象の範囲内)。
<経緯>
・法律に定めのある認定NPOの更新手続きのため、所定の申請書を2023年7月に提出。
・2024年1月17日、申請書の内容をはじめ、運営状況に関する調査のため、東京都職員による現地確認が当法人事務所で実施される。
・その際、3点の指摘事項があったため、現地確認後に事務局スタッフと監事により指摘事項についての精査を行い、追加での説明資料を作成・提出。
・3点のうち、会計・決算に関わる2点については追加での説明により懸念が解消されたものの、事務手続き上の不備について指摘された残りの1点について、追加の説明や代替的な書面をもってしても不備が解消されたものとは評価できないことから認定の更新を認めない旨の決定を下すこととなったとの連絡を受ける。
<今後の対応と見通し>
当法人としては、少なくとも現時点では、不備が解消されていないと指摘された事項についても、他の指摘事項同様に明らかな不正や違反の類ではなく、あくまで是正可能な事務手続き上の不備であったという認識をもっています。
一方で、審査請求などの異議の対応を行うか否かに関わらず、認定NPO法人としての管理運営を行う中で、1点とはいえ、かつての対応に不備を指摘されてしまう事情があったこと、そしてそのことにより皆さまに大変なご迷惑をおかけしてしまうことになったことについては、大変重く受け止めています。
心よりお詫び申し上げます。
現体制においては、同種の不備は生じていないことは確認済みですが、今後はより一層、ガバナンスや法令遵守の視点から組織全体のあり方を随時見直し続け、皆さまが応援し続けたいと思える組織づくりに努めていきます。
本件についてのPIECESとしての今後の対応については、また状況や方針が明らかになりましたら、随時お知らせします。
今回の事情につきまして何卒ご理解いただき、今後も変わらぬご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
なお、本件お知らせを踏まえ、当法人への寄付を中断されたい方につきましては、末尾の問い合わせ先までご連絡ください。