認定NPO法人PIECES(ピーシーズ)は、ゴールドマン・サックス様より、1,500万円のご寄付をいただきました。これにより、都内で子ども支援に取組むNPO等と連携し、ストレス下にある子どものメンタルヘルスケアプロジェクトを実施します。
PIECESはこれまで、安心して頼れる人がいない環境で、他者や社会への信頼感を失ってしまう「子どもの孤立」を防ぐために、多様な人たちの優しさや想像力があふれる環境を子どもたちの周りに育む活動を展開してきました。その中心事業である「Citizenship for Children」では、ひとりの市民として子どもと関わる上でのマインドセットやアクションについて学び、探求する約6か月のプログラムを実施してきました。
これらの活動を通じて、専門的なケアや緊急的な支援が必要になってからではなく、子どもが安心を感じられる存在や環境を平時から築いていくことの重要性、そして専門家でなくてもその日常を支えていける可能性を強く感じています。
今回は、これまでの取組で得た知見と専門性をもとに、子どもの居場所作りや学習支援を展開する事業者と連携し、子どもにとっての日常空間を通してメンタルヘルスケアに取組めるようなモデル作りを行っていきます。「Citizenship for Children」で取組んできた市民性醸成のアプローチはそのままに、ストレス下にある子どもが日常を過ごす空間だからこそ可能なケアや関わりについて学び実践する人を増やしていきたいと考えています。
日本の持続的成長と地域発展のために、子ども期の支援を重要な社会的投資として位置づけるゴールドマン・サックス様のサポートにより、都内で取組を実施し、モデルの確立と展開を目指します。
◆ゴールドマン・サックス証券株式会社 代表取締役社長 持田昌典氏からのメッセージ
ゴールドマン・サックスは10年以上子ども支援に取り組んでいますが、子ども達が抱えるトラウマや自己肯定感の低さが、健全な成長や将来への夢を持つ妨げになっていることに問題意識を持つようになりました。新型コロナに起因する自粛生活により子どものストレス状況が悪化する可能性が高まっている今、メンタルヘルスケアの重要性を感じています。
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