【Yahoo!ニュースに掲載されました!】
コミュニティユースワーカー(以下、CYW)の取り組みをアドバイザーの湯浅誠さんが記事にしてくれました!
CYWは一部有資格者を含みますが、基本的には普通の大人です。
私たちは、子ども達の興味関心に合わせて、一緒にゲームをしたり、ただご飯を食べたり、好きなことに一緒に取り組んだりします。
ただただ一緒に楽しい時間を過ごしています。
何気ない時間を一緒に過ごしていると、子ども達が大きく変化していることに気づきます。
毎週不登校の子の家に、ゲームを持って遊びに行ってひたすら爆笑して帰るのですが、しばらくするとかなり嫌がっていた学校にも少しずつ行き始めました。
学校にほとんど適応できなかった子と、その子が好きなパソコンの解体を一緒にやっていたら、次第にプログラミングなどに興味を持ち始め、勉強を少しずつし始めた子もいます。
私たちは、この子を学校に行かせよう!だとか、この子の好きなことを伸ばそう!と思って関わっていたのではなく、「ただ」一緒に楽しんで関わっていただけです。
人は、問題に向き合ってばかりいると疲れてしまう。
子ども達は日々、様々な問題と向き合わなくてはいけない状況にいます。
だからこそ、問題ばかりを見つめるのではなく、楽しい時間や安心できる休める時間を提供することが大事ではないかと。
そこが満たされたら人は勝手に、自分の力で歩んでいこうとするのではないかと思います。
しかし、みんな意外と「ただ」関わることができない。
どうしても支援したくなってしまう。
そこを肩の力を抜いて何気なく関わることができるためには、記事にある通り、「芯」がなくてはいけないと私達は思っています。
CYW育成は、その「芯」を作るために、自分を見つめ、自分と戦うためのプログラムだと思っています。
現在、少しずつですが、様々な機関から子ども達を紹介してもらえるようになってきました。
支援的な側面は支援機関の人たちに託し、私たちは何気ない関わりを続けます。
そのタッグがとても良いのではないかと最近よく思います。
これから行政などの支援者と普通の大人がタッグを組んで子どもを支援していくことがスタンダードになって、多様な人で子どもを支えていく社会になっていけば嬉しいです。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yuasamakoto/20170304-00067657/