虐待のニュースをみては胸がぎゅっと苦しくなって、誰かを責めたくなったり、何もできない無力感を感じたりすることがあるかもしれません。
「どうしてこんなことが起こってしまったんだろう」
「私にも子どもがいるけれど、自分だってもしかしたら…」
「過去を思い出して辛い気持ちになる」
「こんな思いをする子どもが一人でも減ったらいいな」
今この瞬間も安全な頼り先がない中で頑張っている子どもたちが、私たちの周りにはいます。
子どもたちに今、起きていること:「助けを求められるつながりが身近にない」
児童虐待相談対応件数は年々上昇し、昨年度は約16万件。児童相談所に寄せられた相談のうち、深刻な虐待となる可能性のある身体的虐待とネグレクトを合わせると約7万件。そのうち52件は実際に死に至っています。
家が安全ではない中で、痛みを抱えてきた子。
学校の中に信頼できる人がなく、孤独を抱えてきた子。
なんとか頑張って生き抜きながらも、手を差し伸べてくれる人が地域になく、孤立していた子。
子どもたちの背景に共通してあるのは、危機が起きる前や医療や福祉が必要なときに、「助けを求められるつながりが身近にない」という課題です。
子どもたちが危機に陥る前に、関わる大人を増やしたい
私たちPIECESは、そんな子どもたちが危機に陥るその前に、安心して頼れる他者の存在が必要だと考え、子どもと関わる大人を増やす、子どもと関わる大人の市民性を醸成するプログラムを実施してきました。子どもにとって本当に良い関わりを生むために、子どもと関わる基礎を学んだり、実際の子どもとの関わりを振り返ったりしながら、地域の中で実践していくプログラムです。
そんな子どもたちの周りに信頼できる他者を増やす取り組みを継続・拡大するために、今回100人の仲間、PIECESメイトを募集します。
12/20までの期間限定で、100名のPIECESメイト(毎月の継続的な寄付者)を増やすためのキャンペーンです。
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https://www.pieces.tokyo/campaign-stopchildabuse2020
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いよいよ終了まであと1日、というタイミングで、代表の小澤によるFacebookトークライブを行います。
PIECESが目指す優しい間に溢れた社会。
・どんな未来を願って活動しているのか
・今わたしにできることは何なのか
この寄付キャンペーン期間中の様々な動きを振り返りながらお話します。
今この瞬間も、安全な頼り先がない中で頑張っている子どもが私たちの周りにいるかもしれない。
私たちはこれからも子どもが孤立しない未来をつくるため、活動を継続していきます。
あなたも、この機会に共にそんな社会をつくる仲間に、PIECESメイトになってくれたらうれしいです。
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■日時:2020年12月19日(土)21:00~22:00
■会場:Facebook LIVE配信
このイベントページから配信されます
■参加費:無料
■主催:NPO法人PIECES http://www.pieces.tokyo/
■お問い合わせ:event@pieces.tokyo
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■スピーカー
小澤 いぶき
認定NPO法人PIECES 代表理事/Co-Founder
東京大学医学系研究科 客員研究員/児童精神科医
精神科医を経て、児童精神科医として複数の病院で勤務。トラウマ臨床、虐待臨床、発達障害臨床を専門として臨床に携わり、多数の自治体のアドバイザーを務める。さいたま市の子育てインクルーシブモデル立ち上げ・プログラム開発に参画。
2016年、ボストンのFish Family Foundationのプログラムの4名に推薦されリーダーシップ研修を受講。2017年3月、世界各国のリーダーが集まるザルツブルグカンファレンスに招待、子どものウェルビーイング達成に向けたザルツブルグステイトメント作成に参画。