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子どものケアを地域にひらいていくために、 必要な「つながり」とは?

田北さん×PIECES (1).png

今年は特に、虐待に関するニュースが全国的に取り上げられたこともあり、虐待予防や社会的養護への注目が集まった年でもありました。家庭養護への推進等が話題になる一方で、家庭で暮らしながらも孤立している子どもたちや、社会的養護の網の目からこぼれ落ちる若者もいます。


そこで今回は、九州大学や認定NPO法人SOS子どもの村JAPANで、里親普及や虐待予防等、子ども家庭福祉の課題にデザインという発想で向き合っている田北氏をお招きし、PIECES代表の小澤と「子どものケアを地域にひらいていくために、必要な『つながり』とは?」というテーマを考えていきたいと思います。


田北氏とPIECESの取り組みを紹介していきながら、子どもにとっても、養育者にとっても、地域にとっても心地よいソーシャルネットワークとは?地域コミュニティにおける仲介者のあり方とは?子どもの隣りで生きているわたしたちにできることとは?等について、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。


孤立を感じる子どもたちが少しでも安心して健やかに暮らせるように、子どもと同じ地域に生きるひとりの人として、子どもの隣る人として、みなさんと今後の可能性をゆるやかに共有していきたいと考えます。みなさんの参加をお待ちしています。

【概要】
日時:12月10日(月) 19:30~21:00 (受付19:00) ※途中参加OK!
定員:25名程度
参加費:無料(お申込み:http://ptix.at/JoCeQu
場所:Social Hive HONGO(文京区本郷3丁目40-10 三翔ビル本郷4F)

【講演プログラム】
19:30-19:45 オープニング
19:45-20:15 SOS子どもの村JAPAN田北氏、PIECES小澤による講演)
20:15-20:30 田北氏 × 小澤によるクロストーク
20:30-20:40 感想共有(参加者グループ内)
20:40-20:55 質疑応答
20:55–21:00 クロージング
21:00  終了


◆田北雅裕氏
九州大学大学院人間環境学研究院 専任講師|認定NPO法人SOS子どもの村JAPAN 理事

2000年、デザイン活動triviaを開始。以降、まちづくりという切り口から様々なプロジェクトに携わる。2009年、九州大学に着任。現在は、教育学部/大学院教育システム専攻で教鞭をとる傍ら、認定NPO法人SOS子どもの村JAPAN コミュニケーション部ディレクター、福岡市里親委託等推進委員などを務め、里親普及や虐待予防等、子ども家庭福祉の課題をデザインという発想で解決していく実践・研究に取り組んでいる。著書(共著)に「クリエイティブ・コミュニティ・デザイン / フィルムアート社」。https://trivia.gr.jp


※認定NPO法人SOS子どもの村JAPANとは?※
SOS子どもの村JAPANは、“A loving home for every child”をスローガンに、生みの親からの保護や養育を受けられない子どもたちを家庭環境で養育する活動や、実家族と暮らせなくなる危機にある子どもとその家族のためのサポート、また、里親等を対象とした研修・教育プログラムの開発や関係団体とのネットワークを活かしながら社会提言等に取り組んでいます。
https://www.sosjapan.org


◆小澤いぶき氏
東京大学先端科学技術研究センター客員研究員/児童精神科医

精神科医を経て、児童精神科医として複数の病院で勤務。トラウマ臨床、虐待臨床、発達障害臨床を専門として臨床に携わり、多数の自治体のアドバイザーを務める。さいたま市の子育てインクルーシブモデル立ち上げ・プログラム開発に参画。
2016年、ボストンのFish Family Foundationのプログラムの4名に推薦されリーダーシップ研修を受講。2017年3月、世界各国のリーダーが集まるザルツブルグカンファレンスに招待、子どものウェルビーイング達成に向けたザルツブルグステイトメント作成に参画。

※認定NPO法人PIECESの取り組み紹介
PIECESは、子どもたち一人ひとりが生まれた環境や特性等に関わらず、権利と尊厳をもって生きていくために、社会を構成する多様な個人やセクターが、温かなまなざしとそれぞれの「できること」をもって子どもの育ちを支えるという文化を醸成すべく、つながりの仕組みづくりと価値変革を行うことを目的として活動しています。現在は、貧困、虐待などの背景にある「子どもの孤立」を解決するための市民教育・人材育成と子ども支援を行っています。
https://www.pieces.tokyo