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子どもの孤立を防ぐための協力・共創プロジェクト『CforCコンソーシアム』キックオフイベント

近年、「子どもの孤独・孤立」が現代の社会問題として認知され始め、その対策として官民様々なアプローチが生まれています。

相談窓口の設置、居場所の増設、専門家の配置など、そのどれもが大事な取組である一方で、ハードの整備が先行し、目の前の一人の声を大切にするためのソフトへのアプローチは、決して十分であるとはいえません。

認定NPO法人PIECESでは、これまで「市民性の醸成」を掲げて、子どもの日常を支える市民や非専門職の支援者向けの学習プログラム「Citizenship for Children(CforC)」を運営してきました。日常のそばにいる人が子どもたちと出会い、「信頼できる他者」となっていく。そのために必要な基本的な知識やまなざし、関わりについて、対話と内省を通じて学び合っていくプログラムです。

本イベントは、このCforCの取組を、想いを同じくする全国各地の団体や機関、自治体の方々と協働して実施していくために立ち上げたプロジェクト「CforCコンソーシアム」の構想についてお伝えする初めての機会です。

当日は、本プロジェクトに対して3年間で約1,800万円の資金助成を採択した「公益財団法人トヨタ財団」でプログラムオフィサーを務める武藤良太さんをゲストとしてお迎えします。助成プログラムが掲げる「新たな自治」や「By all」といったコンセプトを補助線にしながら、本プロジェクトの意義や可能性、これからどのように協力・共創を進めていくのかについての対談も行う予定です。

まずは多くの方にお越しいただき、本プロジェクトについて知っていただくところから協力・共創に向けた第一歩を踏み出していければと思います。ご関心のある方はどなたでも歓迎ですので、是非お気軽にご参加ください!

《こんな方におすすめ》

・市区町村、あるいは都道府県単位で子ども支援の中間支援に携わる方(NPO、社協、自治体など)
・地域住民を巻き込みながら、自団体の運営を発展させていこうと考えている方(子ども食堂や学習支援、居場所事業など)
・子どもの支援や環境づくりに取り組む非営利団体を助成する、財団や企業の方
・トヨタ財団の国内助成プログラムに関心のある方
・PIECESの最新の取り組みを詳しく知りたい方
などなど、ご関心のある方はどなたでもご参加いただけます。

《プロジェクトリーダー・ 斎からのメッセージ》

参加いただくことで本プロジェクトについて関心を持っていただきたいのはもちろんですが、子どもを支えるソフト面の環境はどうすれば豊かになるのか。子どもの支援がサービス化、専門化に傾く中で、市民・住民の力が最大限発揮されるための仕組みと文化をどのように築いていくのか。地域や組織の枠を越えた協力・共創によって、どのような可能性が広がるのか。それらについて共に考える時間にできたらと考えています。

これまでに繋がりのあった方も、はじめましての方も、是非多くの方にご参加いただけたら嬉しいです。

【イベント概要】

◆日時:2023年1月26日(木)19:30-21:00
◆開催方法:オンライン(Zoomを使用します)
◆参加費:無料
◆申し込み:Peatixサイトよりお手続きください。
      http://ptix.at/4bsGhy
      ※Peatixでのお手続きが難しい方はgoogleフォームにご登録ください。
◆主催:認定NPO法人PIECES

【プログラム】(予定)

◆オープニング
◆プロジェクトについての構想紹介
◆トヨタ財団 武藤氏 × プロジェクトリーダー 斎 によるクロストーク
 ー助成プログラムが指し示す、これからの社会の創り方
 ー助成プログラムと本プロジェクトの接地点
 ーCforCコンソーシアムがもたらす社会の変容とは
 ー参加者との質疑応答
◆クロージング

【ゲスト紹介】

武藤 良太氏
公益財団法人トヨタ財団 国内助成グループ プログラムオフィサー/グループリーダー

1981年生まれ。立教大学21世紀社会デザイン研究科在学中にNPO法人市民社会創造ファンドにアルバイトで関わったことがきっかけとなり、資金(助成金)を介在したNPO支援の世界に触れる。以後、同ファンドにて国内の団体を対象とした市民活動助成に携わる中で、第一子の誕生により日常の営みの場である「まち」をより身近に捉える始めていた時期に、持続可能な地域社会やコミュティづくりをテーマとした助成プログラムを実施していた公益財団法人トヨタ財団からご縁をいただき、2019年4月に入職。

【スピーカー紹介】

斎 典道
認定NPO法人PIECES 理事/ソーシャルワーカー/CforCコンソーシアム プロジェクトリーダー

大学在学中より国内外の社会的養護、地域子育て支援の現場でフィールドワークを実施。2012年には北欧の社会福祉を学ぶためデンマークに1年間滞在。国民の日常に溢れる、文化としてのウェルビーイングの価値に深い感銘を受ける。日本福祉大学大学院在学中に児童精神科医の小澤と出会い、PIECES設立に参画。現在は、事務局長として、事業・組織の両側面から事業運営に携わる。2015年~2019年まで、都内でスクールソーシャルワーカーを兼務。子ども・子育て家庭の教育福祉問題に対するシステミックな変革を、ソーシャルワーカーという立場から追求する。

【お申込み・ご参加にあたっての注意事項】

・参加希望の方は、Peatixページより事前にお申し込みください。
・チケットをお申し込みの方に、オンライン参加用のURLを前日までにお送りします。
・チケットの「イベント参加」ボタンからもご参加が可能です。
・本イベントの様子は写真や映像で記録させて頂きます。記録した写真や映像はブログやSNS等でイベントレポートとして掲載する場合があります。目的外使用は致しませんので、予めご了承くださいませ。

その他、ご不明な点などございましたら、下記お問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。

◆お問い合わせ
認定NPO法人PIECES http://www.pieces.tokyo/
担当:藤田、斎
Eメール:event@pieces.tokyo


▼トヨタ財団2022年度国内助成プログラム「新常態における新たな着想に基づく自治型社会の推進」について
https://www.toyotafound.or.jp/community/2022/

▼採択されたプロジェクト「子どもの孤立を防ぐための協力・共創プラットフォームの構築プロジェクト」について
https://toyotafound.secure.force.com/psearch/JoseiDetail?name=D22-LG-0025