NEWS

【古本チャリティ募金】6・7月の絵本買取キャンペーン実施中!

PIECESでは、古本チャリティ募金を通じて、古本やCD・DVDなどのご寄付を受け付けています。
読まなくなった本や眠っているCD・DVDなどがある場合は、ぜひご協力ください!

現在、古本チャリティ募金では、絵本や児童書の買取キャンペーン(2022年6月11日~7月23日発送分まで)を実施しています。絵本・児童書を寄贈いただいた場合、一緒にお預けいただいた他の商品を含めて査定額がアップされます。

キャンペーン詳細

「いないいないばあ」「はらぺこあおむし」「100かいだてのいえ」「100万 回生きたねこ」「ぐりとぐら」、ヨシタケシンスケさん、かこさとしさん、 アンパンマンシリーズ、などのベストセラー、ロングセラーから、 図鑑類、読み物類、昔話、童話、寓話、など、 絵本の買取を強化しております。 ぜひ他のお品物と一緒にお送り下さい。
※絵本はカバーがなくても大丈夫です。
※記名が表紙などにある場合も、消せる場合は査定がつきます。
※若干の痛みや劣化など、再販売可能な状態でしたら査定がつきます。

キャンペーン期間:2022年6月11日(土)~2022年7月23日(土)の「ご発送分」まで有効

適用内容

元払いの場合:査定額が40%UP
着払いの場合:査定額が20%UP
絵本だけではなく、一緒にお預けの全てのお品物に適用となります。

お申込み方法

古本チャリティ募金申し込みフォーム(絵本買取キャンペーン専用)からPIECESを寄付先に選んでお申し込みください。

古本チャリティ募金の詳細はこちら

6周年に寄せて~事務局長からPIECESに関わる皆様へ~|Thanks for piece

6周年に寄せて~事務局長からPIECESに関わる皆様へ~

こんにちは、PIECES 理事/事務局長の斎です。

PIECESは6月22日に設立から6周年を迎えました。最初は数人の想いだけで始まったところから、そこに共感・協力する人が少しずつ集まり続けてくださったことで、今年もこの日を迎えられました。

プロボノ・インターン含め30名のメンバーと、450名のPIECESメイト、その他活動を応援・後押しくださっている方々の一つひとつのpieceが合わさって、今こうしてPIECESとして事業に取り組むことができていること。その何とも言えない感慨深さを今年も噛みしめているところです。本当に皆さんありがとうございます!

事務局長とは名ばかりで、普段なかなか組織の様子などを皆さんにお伝えできていないので、この場を借りてこの1年のPIECESの様子や、今私たちが立ち向かっている課題、未来を見据えて今どんなこと考えているのかなどを、(私の心の声とともに)お伝えしたいと思います。

短くまとめようとすると大事なものがこぼれ落ちそうなので、冗長な文章になってしまうかもしれませんが、最後まで目を通してもらえると嬉しいです。

CforC事業は、新たなフェーズへ

2016年の設立以来、深刻化する子どもの孤立を防ぐために、地域・社会の市民性の醸成を目的として「Citizenship for Children(CforC)」プログラムに取り組んでいます。

2021年度は、より多くの人に参加していただけること、より参加者のニーズに沿った学びができることの2点を目的に、コースデザインを変更しました。これまで約半年かけて行っていたプログラムを、2ステップ3コース制にリデザインしたこともあり、参加者は前年比約2倍の64名となり、大幅な増加につながるといった成果につながりました。また、プロボノメンバーの活躍や、前年度までの修了生が運営に携わるなどの循環も生まれ始め、徐々に持続可能な運営体制も築きつつあります。(参加者の増加はもちろん嬉しいですが、この取組を同じように広げたいと思ってくれているプロボノメンバーの存在、そしてプログラムを終えたにも関わらず、手間のかかる運営に携わってくれる修了生の存在が本当に嬉しいし、間違いなくプログラムの質をぐんと上げてくれています…心から感謝)

このように、毎年プログラムの効果検証と改善を重ねてきたことで、質的にも参加者の変化・変容が促進されるようになり、また各地で市民性を発揮した様々なアクションや活動が子どもの周りに広がり始めています。

一方で、より多くの子どもの支え手を創出するためには、このプログラムを社会に開き、様々な活動主体とパートナーシップを築きながら普及・発展に取り組む必要があります。

そのため、今後は、プログラム運営におけるノウハウやナレッジの体系化や、協働パートナーを増やしながらコンソーシアム化を志向するなど、開発フェーズから普及・発展フェーズへと次なるステップにチャレンジしていきます。(とはいえ、フェーズが変わるということはそれだけ資金もこれまでとは異なる力量を持った人材も必要になるんです。そこが大変なんです。ということで現在 6周年の寄付キャンペーン を実施しているので、何卒ご協力のほどお願いします)

組織に生まれた変化

事業面だけでなく、組織面にも目を向けると、この1年でいくつかの変化があり、また乗り越えるべき課題も見つかってきました。

この1年であった変化の1つに、6年前の設立時のメンバーであり長年理事として運営のど真ん中に関わってきた青木さん(青木翔子)の退職があります。(「そんなこと?」と思われた方もいるかもしれませんが、PIECESのような規模の組織では、一人の存在が小さくない影響を与えているのです。。)

 

彼女の功績を上げたらキリがないのですが、CforCのプログラムデザインやファンドレイズの施策設計に至るまで、本当に幅広く活躍してくれていました。ちょっと雑なところはありましたが(笑)、そんな人柄も含めてメンバーからの信頼も厚かったので、退職を伝えたときにはショックを受けたり不安そうな表情を浮かべるメンバーも多くいました。

抜けた穴は埋まらない部分もあると思いますが、青木さんの次なる挑戦にエールを送りつつ、「なんか最近のPIECESビミョーだよね」などと言われないように、彼女から授かったものを大切にしながらメンバー皆で力合わせてこれからも事業活動に励んでいきたいと思います。

一方で、新たに加わったメンバーももちろんいて、PIECESに新たな風を吹き込んでくれています。2022年1月から広報ファンドレイズチームに加わったアンちゃん(矢部杏奈)は、ソーシャルセクターで長年活躍してきた知識や経験を生かして、PIECESのポテンシャルを探りながら、PIECESにとってふさわしい広報FRのあり方の構築に励んでいます。

その他にも、産育休から復帰するメンバーがいたりと、少しずつメンバーも増えてきています。これから皆さんと触れる接点も増えてくると思うので、是非新たなメンバーとも交流を深めてもらえると嬉しいです!

今、目の前にある課題

CforCは次なるフェーズに向かい、メンバーも少しずつ増えてきている現状ですが、CforCも広報ファンドレイズも採用も、より一層活動を推進する上で、目指す世界観を共有する新たな仲間を巻き込んでいくところに関して、一つ壁を乗り越えていく必要があると考えています。

具体的には、PIECESの真ん中にある「市民性」という、本質的に大事ではあるが、そのままでは捉えにくいものをどのように市民社会に染み渡らせていくか、訴求していくかという課題です。

たとえば、ファンドレイズにしても、その意義を訴求するプロセスでは、どうしても「シンプルであること」があらゆる局面で求められる傾向にあります。当然相手に伝わるように工夫する上で、分かりやすく伝えることは大事ですが、その一方で、課題の構造は当然複雑で、そこに対する打ち手も単純なものばかりではありません。

「それってでも親の問題だよね」、「医療とか学校が問題じゃないの」といった声が挙がりやすい中で、CforCのような、一見遠回りのような「分かりにくい」取り組みはどうしても距離を取られてしまう。

これまでは、既に同じような世界観を共有できていた人たちがCforCに参加したり、PIECESを応援してくださっていたケースが多い中で、共感と協力の輪を広げていくにはどうしたらいいか。是非これを読んでくださっている皆さんにも力を借りながら、乗り越えていければと思っています。

見据える未来

子どもの虐待や自殺、いじめなどが後を絶たない社会。起こしてはいけない戦争で、多くの人が命を奪われ、深い傷を負ってしまう世界。そのような状況を目の前にして、一個人としても、一組織としても、無力感を感じてしまうこともあります。

ですが、一市民のまなざしや行動によって、心に傷を抱えていた子どもが「自分はここに居てもいいんだ」と前を向いたり、「信じてくれる人がいるんだ」と力を取り戻したりする。そんな風景が広がる可能性を持った社会でもあると信じています。

子どもがウェルビーイングであれる社会の実現が、一朝一夕では難しいからこそ、市民性の醸成を起点に、「少しずつ、みんなで」「小さく、自分の手元から」できるアクションが生まれ続けるための土壌を地道に作っていきたいと考えています。

その地道な積み重ねの先で、もしかしたら潮目が変わる瞬間が訪れるかもしれない。その潮目が変わる瞬間を信じて待ち続けることには大きな葛藤や不安も伴いますが、だからこそ、一人でも多くの人とPIECESという営みをこれからも共にできたら嬉しいです。

 
 

PIECES 理事/事務局長
斎 典道


2022年6月に6周年を迎えるPIECES。
これからも「市民」の可能性を信じ、子どもたちの周りに信頼できる市民を増やしていきたい。

この夏、150万円の寄付を集めています。

皆さまのご寄付が地域で子どもに関わる市民の学びを広げ、子どもたちの力になります。
ぜひ寄付で活動を応援してください。

設立6周年を迎えます|Thanks for piece

PIECESは、2022年6月に6周年を迎えます。

これまで一緒に歩んでくださったみなさま、本当にありがとうございます。これからも子どもが孤立しない社会を目指して、活動を続けていきます。引き続きよろしくお願いいたします。

6周年に寄せて

時代を超えて、子どもと共に優しい間をつむぎ続ける社会」、私たちがこれまで大切にしてきた社会像です。

私はこれまで児童精神科医として、さまざまな環境に生きる子どもたちに出会ってきました。
明日どころか、1分先のこともわからない。そんな環境下で生きている子どもたちが、私たちのすぐ隣にいるという現実を「仕方ない」では終わらせたくない。

そんな想いから、孤立が深刻化する前に、子どもたちの生きる地域に信頼できる市民を増やすための活動を行なってきました。

これまでの5年間で150名以上の修了生が、子どもに寄り添う「市民」として、各地域で活動を広げています。修了生同士の地域を超えたつながり、また地域内でのさまざまなつながりを通して、「子どもが孤立しない地域」の形が見え始めています。これらは、活動を継続してきたからこそ、見えてきた変化です。

インフラのように、優しい間がどの子の周りにも広がっている、そんな未来を紡げるのは、子どもの日常に必ず存在している私たち「市民」の力でもあります。
だから、私たちはこれからも「市民」の可能性を信じ、この活動を続けていきます

ぜひ私たちの活動を共に耕し、広げてください。

 
 

PIECES代表理事


2022年6月に6周年を迎えるPIECES。
これからも「市民」の可能性を信じ、子どもたちの周りに信頼できる市民を増やしていきたい。

この夏、150万円の寄付を集めています。

皆さまのご寄付が地域で子どもに関わる市民の学びを広げ、子どもたちの力になります。
ぜひ寄付で活動を応援してください。

広げよう!子どもの権利条約キャンペーンの声明文について

PIECESは「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」の実行委員団体として参加しています。

広げよう!子どもの権利条約キャンペーンとは

このキャンペーンは、日本社会において、「子どもの権利」の概念が浸透し、国、自治体、家庭などのあらゆるレベルにおいて、子どもの最善の利益が確保されることができるような社会状況をつくることを目的として、ネットワーク構築、政策提言、啓発等の活動に取り組んでいます。
※広げよう!子どもの権利条約キャンペーンの詳細はこちら

声明文の発表について

2022年6月15日、「こども基本法」と「こども家庭庁設置法」が国会で可決成立されたたことを受けて、「広げよう!子どもの権利条約キャンペーン」は、声明文「『こども基本法』と『こども家庭庁設置法』の成立を歓迎し、子どもの権利を基盤とする施策がいっそう進むことを希望します」を公開しました。

また、6月15日に緊急記者会見を行いました。記者会見の内容について、以下のYouTubeで配信していますので、ぜひご視聴ください。

「こどもdemo」で開催されるトークイベントに代表の小澤が登壇します(6/4)。

イラスト:ひらのりょう

PIECES代表の小澤が、児童精神科医として企画に携わっている「こどもdemo」。
こどもdemo」は、子どもの権利ってなんだろう。権利を知ることによって社会はどう変わるんだろう。そんな疑問を当事者である子どもと共に考え、模索し、実践していく活動です。

※「こどもdemo」についてはこちら

こどもdemoで開催するトークイベントに、小澤がコーディネーターとして登壇します。ぜひご参加ください!

<イベント概要>
風間暁・川瀬信一・西崎 萌〜こどもの声を聞く、こどもの権利ってどういうこと?

日程:2018年6月4日(土)
時間:14:30-16:30
会場:渋谷キャスト SPACE & GARDEN

スピーカー:

風間暁
保護司/サードプレイスカフェ「ごちゃまぜCafeメム」オーナー/「特定非営活動法人ASK」社会対策部 薬物担当
川瀬信一
一般社団法人子どもの声からはじめよう代表理事/内閣官房子ども家庭庁設置法案等準備室政策参与
西崎 萌
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン アドボカシー部)

モデレーター:富樫多紀
カルチュアル・プロデューサー

コーディネーター:小澤いぶき
認定NPO法人PIECES(ピーシーズ)代表理事/ Founder /東京大学医学系研究科 客員研究員/ 児童精神科医

参加費:無料
定員:20名程度
入場整理券予約:https://kozure100shibuya2022.peatix.com/
※Peatix「6/4(土)子連れ100人ヒロバ 親子参加チケット」をご選択ください(親子じゃなくても可です)。

イラクでワークショップおよび研修を実施します。

<お知らせ> ※2022/5/30追記
様々な事情を顧みて、小澤のイラク出張が2022年の10月に延期となりました。 それまでの期間、オンラインにて現地スタッフへの研修や10月のワークショップに向けた準備等を行ってまいります。
その様子についてもウェブサイトなどを通じてご報告いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
PIECESメイト向けの報告会については、改めてご案内いたします。楽しみにしてくださった皆さまには大変恐縮ですが、何卒ご理解いただけますと幸いです。

PIECESは、特定非営利活動法人 JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)※のイラクでの事業に、トラウマインフォームドケアや、子どもや子どもに関わる人たちの持つレジリエンスをエンパワメントするという観点から関わっています。

2022年6月にPIECESの代表理事小澤がイラクに赴き、JIM-NETのこれまでの知恵や経験、専門性にPIECESの知恵と専門性を重ね合わせて、小児がんの子どもに関わる大人たちが自分たちをエンパワメントし、子どもへの健やかな関わりにつなげていくピアグループのサポート、そして子どもや自分たちのケアの実践に向けたワークショップと研修を行うことになりました。

JIM-NETがイラクにおいて、民族や文化といった様々な異なる背景を持つ方々との協働を丁寧に育んできた土台の上に、PIECESが日本で行ってきたトラウマインフォームドケ、心のケア、市民の力のエンパワメント、子どもへの関わりの知恵を重ね、すでに現地にある知恵や経験、レジリエンスを大切にしながら連携していきたいと考えています。

これまで日本における市民性の経験と知恵を共に耕してきたPIECESメイト(毎月の継続寄付者)の皆さまに向けて、帰国後、報告会を予定しています(寄付者限定オンラインスペースにて実施予定)。
メイトの皆さまには改めてご案内しますので、ぜひご参加いただけますと嬉しく思います。

※JIM-NET…イラク小児がん医療支援、シリア難民支援、福島基金(福島の子どもたちを放射能から守る活動への助成)を行うNGO


PIECESメイト(毎月の継続寄付者)になる

毎月1,000円からのご寄付を通じてPIECESの活動を応援する制度です。
PIECESに関わる人はみんな、A piece for peaceだと考え、毎月の継続寄付で支えてくださる方々のことを、仲間という意味をもつmate、PIECESメイト(ピーシーズメイト)と呼んでいます。

寄付者限定オンラインスペース

PIECESメイトが集い・つながる「Piece for Peace(PforP)」は、社会も自分もwell-beingになることを目指し、PIECESメイトのみなさんとともにつくるオンラインスペースです。

【6/12まで】Citizenship for Children2022参加者募集中!

CforC2022の参加者募集が開始しました。

講座では、児童精神科医、プレーワーカー、ソーシャルワーカー、まちづくりの専門家など、子どもに関わる専門職の講師から関わりの事例を学ぶことができ、リアルタイムに講師に質問をする機会もあります。その後、講座で学んだエッセンスを、ゼミや仲間との対話を通して、自分に落とし込んでいきます。

参加者は全国からオンラインで参加することができ、自分とは違う立場の仲間と共に考えを深めていきます。

プログラムの背景
プログラムの実施背景や市民性という言葉について説明しています。

コース概要
各コースの詳細やおすすめの方、各コースの関係性、応募などを紹介しています。

実施風景と参加者の声
プログラムの雰囲気や修了生の声を紹介しています。

募集概要

参加対象者
どなたでも参加可能です。
但し、応募者多数の場合、書類での選考があります。効果的なプログラム運営のため、所属先、参加動機、これまでの経験などを加味して、コミュニティの多様性の観点から総合的に判断をさせていただきます。

参加方法
全ての講座がオンラインで開催されます。本講座の運営にはコミュニケーション用に「Slack」、ワーク用に「Zoom」、データ共有用に「Google ドライブ」を使用します。詳細については選考を通過された受講生の方に事務局より連絡いたします。慣れない方には、事前に使い方のサポートも致しますので、安心してご参加ください。

受講期間
みつめるコース:2022年7月~2022年9月
うけとるコース:2022年10月~2023年1月
はたらきかけるコース:2022年10月~2023年1月
各コースの日程一覧はこちら

募集期間 
2022年5月10日(火)〜 2022年6月12日(日)

お問い合わせ先
cforc*pieces.tokyo(*を@に変更してメールを送ってください)


受講料
各コースの受講料は下記の通りです。(すべて税込表記)


お申込みの流れ

① 応募フォームからお申し込み

6月12日(日)23:59までに応募フォームよりご応募ください。

② 参加可否のお知らせ

6月20日(月)以降に、参加可否のお知らせをお送り致します。参加が決定された方にお支払いの案内を致します。

③ コース開始!

受講料のお支払いが確認でき次第、「みつめるコース」についての詳細をご案内致します。

――みつめるコース」終了後――

④ 次コースのお知らせ

「みつめるコース」終了後、改めて「うけとるコース」、「はたらきかけるコース」のご案内を致します。
*6/12までの応募時点でセットで申し込んでいる方は④以降の手続き不要です。

⑤ 次コースの参加確認

「うけとるコース」、「はたらきかけるコース」への参加をご希望の方は、進みたいコースをお伝えください。

⑥ コース開始!

受講料のお支払いが確認でき次第、「うけとるコース」、「はたらきかけるコース」についての詳細をご案内致します。

子どもたちの日常を支える地域の担い手を増やしたい|市民向けオンラインプログラム参加者募集スタート!

2022.05.10
プレスリリース

子どもの心の孤立の解消に取り組む認定NPO法人PIECESは、市民向けオンラインプログラム「Citizenship for Children」(CforC)2022年度は75人の参加者を募集します。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000020278.html

コロナ禍で深刻化している子どもの孤立に対する、仕組みと文化づくりのアプローチ

地域社会を取り巻く現状として、子どもの虐待や貧困、いじめなどの問題が顕在化しています。そこには孤立した環境の中、痛みや心の傷を一人で抱えて頑張っている子どもたちの姿があります。ここでいう「孤立」とは、安全に頼れる誰かがいない環境で、他者や社会への信頼を失っていく状態です。
こうした子どもの孤立を防ぐために、PIECESでは2016年から、本プログラムの前身である「コミュニティユースワーカー育成プログラム」をスタートさせ、2019年より「Citizenship for Children」に名称を変更。2020年にはオンラインでプログラムをスタートし、全国から160名以上が参加、5つの地域と連携しています。子どもの育ちにとって大切な、信頼できる他者の存在を地域に増やしていくための取り組みを、各地に展開してきました。

子どもが孤立しない地域をつくる「Citizenship For Children」プログラム

本プログラムで行うのは、いわゆる支援職や専門職の養成ではありません。一人の人であり市民である自分を客観視すること。子どものためだけでも自分のためだけでもない、その両者を大切にするとはどういうことかを問う視点をもった上で、具体的なアクションを起こすこと。そして、答えを求めるのではなく、学び続け、問い続ける姿勢を持つこと。そのような市民、また市民によるアクションが子どもの生活する日常の中に生まれ続けていくことを目指しています。

コロナ禍だからこそ学びを止めず、オンラインで様々な分野の講師や全国の仲間と探求する

講座では、児童精神科医、プレーワーカー、ソーシャルワーカー、まちづくりの専門家など、子どもに関わる専門職の講師から関わりの事例を学ぶことができ、リアルタイムに講師に質問をする機会もあります。その後、講座で学んだエッセンスを、ゼミや仲間との対話を通して、自分に落とし込んでいきます。
参加者は全国からオンラインで参加することができ、自分とは違う立場の仲間と共に考えを深めていきます。

今年リニューアルしたCforCページでは、CforC修了生の声や講座レポなどをわかりやすく紹介!

【コース概要】
学びのプロセスに応じた3段階のコースをご用意。「みつめるコース」は子どもと接する時の基礎知識で構成された講座と双方向のゼミで市民性を探求します。その後、さらに学びを深めたい人向けに2つのコースをご用意。「うけとるコース」では、子どもとの関わりや出来事を多面的に捉えるスキルを身につけます。「はたらきかけるコース」では、さらに講座とゼミを重ね、自分らしいアクションを探求し、実践を目指します。

【期間】
みつめるコース:7月〜9月 (6〜10時間/月)
うけとるコース:10月〜1月 (4〜5時間/月)
はたらきかけるコース:10月〜1月 (うけとるコースに加えて6〜8時間/月)

【募集人数】
75名程度

【修了生の声】
●地域活動/任意団体 45~54歳
専門性がなくても、自分がやってる居場所や活動を肯定できるようになった。このままでいいのかと苦しいところがあったけど、観察するところに意味があると思えた。一回自分のことを肯定して、また新しい課題が見えた。すごく楽になった感じがあった。

●学校関係・45~54歳
学校で相談員として働いているが、教員でも専門職でもない役割のため、本当は関わりたいけど「相談室にくる子だけでいいや」というように関わる範囲を区切るようになっていた。
でも、プログラムを通して、自分の気持ちを大事にした方がいいと思うようになった。

●大学生・16~24歳
これまで他者との違いに対して「違うのは寂しいこと」として捉えていて、共感できる人に対して自分が前のめりになってしまう感覚がありましたが、違いに目を向けることができるようになったことで、他者との関係性にいい意味で執着しなくなったり、自分の中だけで持っている願いや核みたいなものを信じることもできるようになった気がします。

コースの詳しい内容やお申し込み、これまでの修了生の活動についてはwebページ(https://www.citizenship-for-children.org/program )を御覧ください。
 


【代表理事メッセージ】
私は児童精神科医として、さまざまな子どもたちに出会ってきました。明日どころか、1分先のこともわからない。そんな環境下で生きている子どもたちが、私たちのすぐ隣にいるという現実を「仕方ない」では終わらせたくない。そんな想いから、孤立が深刻化する前に、子どもたちの生きる地域に信頼できる市民を増やすための活動を行なっています。

代表理事 小澤いぶき

理事退任のご挨拶

こんにちは。PIECESの青木です。


道端の樹木に色が付き始め、日差しが暖かくなってきましたね。まだコロナの脅威は衰えておりませんが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

いつも大変お世話になり、誠にありがとうございます。お知らせしたいことがございまして、ご挨拶させていただきます。



私事で恐縮ですが、4月15日を持ちまして、PIECESの理事を退任し、スタッフとしての勤めもいったん退職することになりました。

PIECESがまだかたちになる前の2015年末頃から関わり始め、ここまで6年間歩んできたPIECESから離れることはとても寂しいですが、みなさまとともにつくってこれた歩みは、私にとってとても誇りであり財産です。

未熟な私をご指導、ご鞭撻いただいたみなさまには本当に感謝してもしきれません。ありがとうございました。

おかげさまで、ここまで歩を止めずに来れたのだと思います。


今回このような決断にいたった背景としては、市場や国家政策などの動きと市民社会の関係性についてもっと真剣に取り組んでみたいと思ったことがあります。

PIECESという市民社会における活動に従事しながら感じていたのは、資金調達や活動をつくっていく際、どうしてもそこの影響を免れ得ないということでした。


市民社会の営みとは、①政府セクター、②市場セクター、③親密圏セクター(家族やプライベート)という3セクター以外の残余の社会活動領域に属するものです。つまり、非政府性(non-govermental)、非営利性(not-fot-profit)、人間関係の公式性(formal)という基準を満たす社会活動のことです(参考:『市民社会論ーー理論と実証の最前線』法律文化社)。


現状の市民社会は、新自由主義のイデオロギーが、NPOの経営にも入り込み(経営手法、ファンドレイズ手法等。そもそも、NPOで活動を推進していくことを経営という表現をすること自体も含まれますね)、公共的な活動も準市場化され、そして市民活動自体にも強い影響を与えています(例:地域主体の市民活動は減退し、個人主義的な活動が増加している等)。さらに、政府の指針にも助成金や補助金も左右されるため、政府の影響ももちろん免れません。


こうした現状を肌身で感じ、市民性というものを掲げて活動する身として、「これからの市民社会は、国家や市場とどういう関係を築いていけばよいのか?」という問いに対して、もっとダイレクトに取り組んで行きたいと思っていました。



そこで、新しい業界に転職して、これまでとは違う角度からこの問いについて考えていくことにしました。

私個人の思いとしては、一人ひとりの権利と尊厳が尊重され、優しい間があふれる未来(PIECESのビジョン)をつくっていくことに変わりはありません。

ですので、新しい分野での仕事に挑戦しつつ、PIECESにもプロボノ、相談役として関わり続け、みなさんと一緒に市民性醸成の歩みを進めて行きたいと思っています。

また、新しいメンバーも加わり、PIECESは自律的に運動していき続けるための体制づくりが進んでいます。





市民性はわたしたちの生活の土壌です。

政治が変わったり、法律が変わったり、生活をささえるインフラ企業が変わったり、たとえ国家という仕組みが変わったとしても、市民性は常に土壌としてわたしたちが生きる社会のベースになっていくのではないでしょうか。


そして、わたしたちのあり方こそが市民性を耕していくものです。

だからこそ、今後もみなさまと一緒に歩んでいけたらと思いますし、今後もこの歩みを止めないよう、みなさんも一緒にもっと動いていけると嬉しいです。


どうか引き続き、何卒どうぞよろしくお願いいたします。



青木翔子

「Citizenship for Children」のホームページをリニューアルオープンしました!

子どもが孤立しない地域をつくる「Citizenship For Children」プログラムのホームページを本日リニューアルオープンしました。活動をよりわかりやすくお伝えできるよう、ページ構成やデザインを一新しました。

プログラム詳細のほか、これまでの活動や想い、修了生インタビューなども紹介しています。

ぜひご覧ください。また、2022年度の参加者は5月中旬から募集予定です。