子どもへの深い理解をもたらすアセスメントとは。
子どもの尊厳を大切にする関わり
多くの方から、参加したい・体験したいとお問い合わせをいただいている、PIECESの「市民育成プログラム」。そのエッセンスをぎゅっと凝縮した体験版を2020年2月29日(土)に開催します。
近年、子どもの貧困をはじめとして、虐待やいじめ、不登校など子どもたちをとりまく社会的な問題が、様々なところで取り上げらるれようになってきました。
では、なぜ貧困や虐待などが、子どもの生きづらさにつながっていくのでしょうか。そういった課題は、どのようにして、子どもたちの成長に影響を及ぼしていくのでしょうか。
家庭での暴力、学校でのいじめ、そのような状況の中で「頼る人がいない」「信頼できる大人がいない」「人から関心を向けられない」子どもたち。
そうした子どもたちは
「誰にも相談できない」
「どうせ自分なんていなくていい」
そう考え、人を、そして自分を、信じることができず、社会から遠ざかってしまいます。
子ども食堂やNPOなどの多様な子ども支援の担い手が増えてきている今、改めて子どもの発達や、子どもが孤立していくプロセスで子どもの心に何が起きているのかなどを整理し考えていき、本当に子どもにとって必要な関わりとはなにか、私達にできることは何かについて考える機会が求めれているように思います。
「子どもと寄り添う」「子どもの尊厳を大切にする」
そんな想いを持って、子どもたちと向き合おうとしても、どんな関わりをしていったらいいか分からないという場面も少なくないと思います。あるいは、自分の関わりに対してなかなか思うように行動してくれないことに悩んだり、状況を変えられないことイライラしてしまったりすることもあるかもしれません。
そんな時に必要になるのが、子どもの気持ちや子どもが置かれた環境に丁寧に思いを巡らせてみるプロセス、少し専門的に言い換えると「アセスメント」と言われるプロセスです。
これまで、PIECESでは、社会・地域に生きる一人の個人として、子どものためにどのような活動ができるか?ということを考え、場づくりを行ってきました。
本研修では、前半はソーシャルワーカーとして、学校や地域を拠点に就学前から10代後半までの子ども達に伴走してきた講師から、効果的なアセスメントを行う上で必要な視点や心がけについて、具体的な事例などを通して学んでいきます。
また後半では、リフレクションという手法を通じて自分自身や自分と子どもとの関わりについて、一度立ち止まって振り返る機会にしていただけたらと思います。
●こんな方におすすめ
・「子どもの孤立」という問題に関心がある方
・未来を担う子どもたちに対して何かアクションをしたいと思っている方
・日々子どもと関わる中で、本当に良い関わりが何か分からなくなっている方
・子どもだけに限らず、他者との優しい間を紡ぐことができず関係性に悩んでいる方
・これまでPIECESの育成プログラムに関心があった方
●こんなことが学べます・子どもの孤立の現状
・子どもの気持ちや子どもが置かれた環境に丁寧に思いを巡らせるためのアセスメント
・子どもとのコミュニケーションについて考える方法
・子どもに限らず、他者との雑談や会話を振り返り、まなざしを持つための視点
●タイムライン(予定)
13:00-13:30 チェックイン・イントロダクション
13:30-13:50 子どもの孤立とPIECESの理念
13:50-14:10 子どもにとっての市民性とは
14:10-14:25 休憩
14:25-15:15 子どもへの深い理解をもたらす「アセスメント」を学ぶ
15:15-15:30 休憩
15:30-16:10 子どもと他者(子ども)とのコミュニケーションへの洞察を深めるリフレクション体験セッション
16:10-16:30 チェックアウト
市民育成プログラム体験版概要
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■日時:2020年2月29日(土)開場12:40/開始13:00~16:30終了
■会場:文京区本郷3丁目40-10 三翔ビル本郷 4F
小野田高砂法律事務所内 social hive HONGO
(本郷3丁目駅から徒歩4分)
※ビルの案内板には、小野田高砂法律事務所と記載されています。
毎月定額でPIECESを応援する「マンスリーサポーター」
お手続きはこちらから▶︎https://www.pieces.tokyo/donation
■定員:30名
※プログラムの構成上、申込者が一定数に満たない場合、実施を取りやめる場合がございます。
※プログラムの開催、または中止の決定は、お申し込み人数により2月21日(金)までに、ご登録いただいたメールアドレスへご連絡いたします。
■主催:認定NPO法人PIECES
■お問い合わせ:event@pieces.tokyo
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■講師
斎 典道(さい よしみち)
認定NPO法人PIECES理事/社会福祉士/保育士
大学在学中より国内外の社会的養護、地域子育て支援の現場でフィールドワークを実施。2012年には北欧の社会福祉を学ぶためデンマークに1年間滞在。国民の日常に溢れる、文化としてのウェルビーイングの価値に深い感銘を受ける。
日本福祉大学大学院在学中にPIECES設立に参画。その後、現職に就任。現在は、子どもの孤立を予防するサポート人材の育成プログラムを担当。2015年からは都内でスクールソーシャルワーカーを兼業。子ども・子育て家庭の教育福祉問題に対するシステミックな変革を、ソーシャルワーカーという立場から追求する。
青木 翔子(あおき しょうこ)
認定NPO法人PIECES理事/リサーチャー/ファシリテーター
修士(東京大学大学院学際情報学府)。PIECESには立ち上げから関わり、市民育成プログラムを立ち上げ、プログラムデザイン、ファシリテーションを行ってきた。前職の株式会社ミミクリデザインではリサーチとワークショップを組み合わせた新規事業開発プロジェクトや人材育成プロジェクトを担当。現在は、NPO法人ミラツクの研究員(非常勤)も兼任。
◆お申込み・ご参加にあたっての注意事項◆
・プログラムの構成上、最少催行人数を設定させていただいております。
・プログラムの開催、または中止の決定は、お申し込み人数により2月21日(金)までに、ご登録いただいたメールアドレスへご連絡いたします。
・お申込の人数が、最少催行人員に満たなかった場合には、ご登録をお受けしていてもプログラムの実施を取りやめる場合がございますので、ご了承の上お申込みください。
・参加希望の方は、このPeatixページよりチケット種別に応じてご登録ください。
・チケットは事前にご購入いただく必要がございます。
・開催中止となった場合は、Peatixのシステムより、返金させていただきます。
・開催決定後のキャンセルや欠席による返金は出来ませんのでご了承ください。
・本研修の様子は写真や映像で記録させて頂きます。
・記録した写真や映像はブログやSNS等でイベントレポートとして掲載する場合があります。目的外使用は致しませんので、予めご了承くださいませ。
その他、ご不明な点などございましたら、下記お問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。
◆お問い合わせ◆
認定NPO法人PIECES 担当:藤田 / 若林
Eメール:event@pieces.tokyo