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「学習する組織」から学ぶ「学習するコミュニティ」のリーダーシップ

「学習する組織」のピーター・センゲに10年間学んだ手法を、企業やNPOの境界を超えた「学習するコミュニティ」づくりに活かす。

変化の激しい現代、社会問題は複雑化、課題解決の方策は簡単に導き出せるものではありません。そんな時代に必要なのは、カリスマCEOの立てた戦略をその他大勢が遂行する「機械」のような組織ではなく、一人一人が自ら、そして互いに学び合い、組織と個人の望ましい成果を生み出せる「生命」のような組織環境をつくること。

その原動力の一つになりうるのが『学習する組織』です。
「学習する組織」とは、「目的に向けて効果的に行動するために集団としての「意識」と「能力」を 継続的に高め、伸ばし続ける組織」といわれています。

マサチューセッツ工科大学のピーター・M・センゲが出版した『学習する組織』は、総発行部数300万部を超え、ビジネス界に多大な影響を与えました。その考え方は「ワールド・カフェ」をはじめとした「ホールシステム・アプローチ」や「シナリオ・プランニング」と相まって多くの企業に影響を与えています。

この組織学習(オーガニゼーショナル・ラーニング)の手法は、チームや組織だけでなく、組織の壁を超えたネットワークの中でも実践できます。複雑に入り組んでいて、誰の責任の範囲をも超えたやっかいな社会課題に取り組むとき、この「学習する組織」のツールやアイデアが役に立つことがきっとあるはずです。


今回のワークショップは、子どもたちの生きる世界が寛容であることを目指し、人と人、人と様々な生命との間を探求してきた認定NPO法人PIECESアカデミー・フォー・システムズ・チェンジのフェローを務める福谷彰鴻の共催で行います。

ファシリテーターを務めるのは、ピーター・センゲと10年前から直接親交を持ち、ワークショップのサポートや講演の翻訳を通じて、センゲの思想や人となりを学んできたふくちゃん(福谷彰鴻)。今回は、社会起業家やNPOのみなさまを対象に、「学習するコミュニティづくり」のための思想やツールを、1日にぎゅっと詰め込んで実践・体感しながら学んでいただくイベントです。
はじめて学ぶ方も、書籍を読んだことのある方も、ぜひご参加ください。

<こんな人・団体におすすめ>

  • 組織の成長に課題感がある

  • 全員で組織を成長させていきたい

  • 団体のフェーズが変わる中で、チームの足並みが合わない

  • 組織を超えた協働を行なっている・行なっていきたい

  • 課題解決のための方策を模索している


<「学習する組織」で学ぶ3つの力>
このワークショップでは、中核的な学習能力を構成する3つの領域のツールや演習を体験型の演習を通じて学びます

  1. 創造的志向性:自らを動かす力(「自己マスタリー」「共有ビジョン」)

  2. 複雑性を理解する力(「システム思考」)

  3. 共創的・内省的な対話をする力(「メンタルモデル」「チーム学習」)


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■日時:2020年3月1日(日)開場 9:10/開始 9:30~17:30終了
■会場:文京区本郷3丁目40-10 三翔ビル本郷4F
    小野田高砂法律事務所内 social hive HONGO
   (本郷3丁目駅から徒歩4分)
※ビルの案内板には、小野田高砂法律事務所と記載されています。

■参加費:
一般 15,000円
NPO等非営利セクター従事者 8,000円(NPO等非営利セクターで働いている方が対象となります。)
※通常価格30,000円のところ、今回特別価格・NPO割引でご用意しています。

■定員:20名程度
■申込み:Peatixサイト http://ptix.at/xap003 よりお手続きください。

■共催:福谷彰鴻 / NPO法人PIECES
■お問合せ:event[@]pieces.tokyo
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■タイムライン
※こちらは予告なく変更になる場合がございます。

- イントロ・チェックイン
- 学習する組織とは。学習する組織における「学習」とは?
- コア学習能力と三本足のイス
- システム思考①(相互依存性、氷山モデル)
- 創り出す思考①(創造的緊張、ビジョンの力)

ランチ休憩

- 内省的な会話(メンタルモデル、推論のはしご、左側の台詞)
- システム思考②(ループ図、システム原型)
- 創り出す思考②(選択すること)
- システム変化のマンダラ

■ファシリテーター
福谷彰鴻(ふくちゃん)
アカデミー・フォー・システムズ・チェンジのフェロー。
チェンジ・エージェント
株式会社フクタニ(実家)の教育コンサル事業担当取締役。

2010年、30歳になる直前ピーター・センゲのワークショップに初参加。感動のあまり始めたばかりのイギリスでの仕事を辞めて渡米。ボストンのSoLでセンゲのワークショップの運営を補助し、以来いろんな講演を趣味で翻訳して100件以上の記事を公開、学習する組織の普及のために自分でもワークショップを運営中。

センゲさんのワークショップに参加した回数も20回を超えて、いろいろなワークを本人のメッセージと併せてシェアできるようになってきました。2019年は会社勤めのかたわら、およそ80件のワークショップや勉強会をリード。分厚い本を読んでもピンと来ない「学習する組織」や「システム思考」を、センゲさん直伝の普段使いの言葉で伝えられるよう心がけています。

特に教育系に関心が高く、現在クマヒラセキュリティ財団のシステム思考教育アドバイザー、お茶の水女子大学未来起点ゼミのアドバイザー、SoLジャパンの世話人など担当。ときどき企業やNPOでもワークショップを行っています。大阪出身、ふたご座のA型。動物占いは気分屋のサル。


■共催団体
認定NPO法人PIECES(ピーシーズ)
2016年創立。2018年東京都より認定NPO法人に認定。
PIECESは、子どもたち一人ひとりが生まれた環境や特性等に関わらず、権利と尊厳をもって生きていくために、社会を構成する多様な個人やセクターが、温かなまなざしとそれぞれの「できること」をもって子どもの育ちを支えるという文化を醸成すべく、つながりの仕組みづくりと価値変革を行うことを目的として活動しています。現在は、貧困、虐待などの背景にある「子どもの孤立」を解決するための市民教育・人材育成を行っています。


◆ご参加にあたって
・参加希望の方は、Peatixページよりチケット種別に応じてお申し込みください。
・チケットは事前にご購入いただく必要がございます。お申し込み後の返金は出来ません。
・本プログラムの様子は写真や映像で記録させて頂きます。記録した写真や映像はブログやSNS等でイベントレポートとして掲載する場合があります。目的外使用は致しませんので、予めご了承くださいませ。
・その他、ご不明な点などございましたら、下記お問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。


◆お問い合わせ
認定NPO法人PIECES 担当:藤田 / 若林
Eメール:event[@]pieces.tokyo