AnnualReport

アニュアルレポート2020-2021ダイジェスト

PIECESの1年間の活動をご報告するアニュアルレポート2020-2021が完成しました!

PIECESの事業や関わる人の輪が大きく広がった1年の軌跡を、ぜひご覧いただけたらと思います。
pdfバージョンをダウンロードいただくことも可能です。(ダウンロードはこちら

  1. 代表ポエム:優しい間のある暮らし

  2. ISSUEとMISSION

  3. 活動① Citizenship for Children(市民性醸成プログラム)

  4. 活動② Reframe Lab(アートプロジェクト)

  5. 活動③ Cultivate Citizenship(広報啓発活動)

  6. PIECES5年の歩み

  7. PIECESからのお知らせ

  8. 活動計算書

  9. サポートいただいた企業

  10. 5周年お祝いメッセージ


1. 代表ポエム:優しい間のある暮らし

今すぐには見えないかもしれないけれど、一人ひとりの市民性野崎に誰かの暮らしがあるように、泉のように湧いた小さな豊かさの種が、芽吹いているかもしれません、

一人ひとりの手元にある温かい間が、紗あきの源になっていく、そんな「優しい間」のある暮らしを。

PIECES代表 小澤いぶき

2. ISSUEとMISSION

ISSUE

頼れない・頼る人がいないという「子どもの孤立」

  • どこにも相談できる人がいない・・・21.8% *1

  • どこにも助けてくれる人がいない・・・11.3% *1

  • どこにも居場所がない・・・5.4% *1

  • 支援期間を利用しようと思わない・・・69.7% *2

※1:内閣府「子供・若者白書」令和3年度
※2:内閣府「子供・若者の意識に関する調査」令和元年度

貧困や家族の病気、いじめなどでしんどいときや傷ついたときに、家庭・学校・地域などで誰にも頼れない、頼る人がいない「子どもの孤立」。
それにより、心の傷が悪化するまでケアされず、深刻な状態へとつながる子どもたちがいます。

MISSION

一人ひとりのマインドセットをアップデートし
社会のなかに市民性を醸成する

私たちの目指す未来は、子どもたちが孤立せず、優しいつながりが溢れる未来です。それは、小さな困りごとや、小さな心の傷が生まれた時に、身近な関係性の中でケアされ、お互いに癒しあっている世界です。

私たちPIECESは、Citizenship for Childrenなどの事業を通じて、一人ひとりのマインドセットをアップデートし、社会の中に子どもたちの困りごとや痛みを見過ごさない市民性が醸成されていくことに取り組んでいます。

専門家だけではなく、私たち一人ひとりが優しい間をつむぐ市民性を発揮していくことで、子どもの心の傷が身近な関係性の中でケアされ、子どもの孤立は解消されていくと考えているからです。

3.活動① Citizenship for Children(市民性醸成プログラム)

子どもが孤立しない地域をつくる市民性醸成プログラム
「Citizenship for Children」とは?

Citizenship for Children(以下CforC)は、子どもと自分にとってのより良いアクションやあり方を探究する「市民性」の醸成を目指す研修プログラムです。
子どもと自分と地域にとってのwell-beingを実現するために、仲間とともに心地よく迷いながら、自分なりの市民性を探究していきます。

2016年から実施しているCforCは、2019年度からは全国へ展開し、各地の協働団体と共に活動を広げています。

2020年度は3つのコースに計136名が参加しました。2021年度は「みつめるコース」「うけとるコース」「はたらきかけるコース」とコース名を刷新し、65mりが受講しています。

また、CforCのエッセンスを活用して団体向けの研修プログラムも実施しています。

4. 活動② Reframe Lab(アートプロジェクト)

一般社団法人Whole Universeとの共催のもと、2018年から活動を続けている「Reframe Lab」は、豊かな想像力を育む「あそび」や「まなび」を開発し、アート、教育、医療、福祉がつながるプラットフォームを構築していくプロジェクト。

今年度は「ミエナイモノと世界をあそぶ」をテーマに、絵本と映像を制作しました。

絵本はpdfにてダウンロードが可能です。(詳細はこちら
映像はYoutubeにてご覧いただけます。
お子さんと一緒に、みんなで、ぜひ楽しんでください。

5. 活動③ Cultivate Citizenship(広報啓発活動)

子どもを取り巻く社会をつくる一員である私たちが大切にしたい視点や、心のケア、子どもと関わる際に大事なことなどに関する情報を、PIECESでは啓発活動の一環として発信しています。

PIECESの発信するアウトプットに触れたあなたの手元から、優しい間が紡がれていくように。「耕す」という意味のCultivateを使い、PIECESの啓発・広報の取り組みを「Cultivate Citizenship」と名づけました。

①虐待防止月間

虐待を足元から予防するためにイベント・キャンペーン・記事で啓発。
記事はこちらから

②#問いを贈ろう

1日1つ贈られる問いを通じて、自分・社会・未来のwell-beingを考える1ヶ月。PIECESや著名人の皆様から様々な問いが贈られました。

全ての問いはこちらから

③HIPAHIPA

「優しい間」について考えるイベント、HIPAHIPA。CforC修了生の現場に実際に足を運んだり、話を聞いたりして、自分の関わりやまちの中のでき度とについて優しい間のメガネで見つめてみます。

6. PIECES5年の歩み

2021年6月22日に団体設立から5周年を迎えたPIECES。

5年間の歩みをダイジェストでまとめました。スタッフからの一言も必読です。

ただひたすらに大きなビジョンを掲げたPIECESは、今では約10名のスタッフに、20名のプロボノ・インターン、約450名の継続寄付者(PIECESメイト)、多くの方に関わっていただきながら育ってきました。

PIECESに関わり、共に未来を描いてくださった全ての皆様に、心から感謝申し上げます。

7. PIECESからのお知らせ

PIECESでは様々な形でご寄付を受け付けています。

【news】オンラインコミュニティPiece for Peace がスタート(詳細はこちら

企業・団体向けの講演や研修も受け付けています。

各種SNSでの発信もぜひご覧ください!

8. 活動計算書

9. サポートいただいた企業

法人や団体の皆様からご寄付や助成金をいただいたことで、CforCを全国に広げていくことができました。これからも、さまざまな形でパートナーシップを育んでいただける法人さまを募集しております。

来年度に向けて

CforCをより多くの人へ、子どもたちへ。

これまで、CforCには共感しているし学びたいがなかなか時間がないというかたや、タイミングが合わないという声もいただいてきました。そこで来年度は、CforCのエッセンスを、より手軽に感じていただけるよう、webサイトのリニューアルやプログラムに参加いただかなくても学ぶことができるコンテンツの制作などを行う予定です。

また、CforCのエッセンスを寄付者の皆さまにも共有していき、市民性の輪を広げていければと考えています。お楽しみに!

10. 5周年お祝いメッセージ

PIECESに関わる役員・スタッフ・まきば(プロボノ)メンバーから5周年に向けたメッセージを集めました。

たくさんの方に支えられ、共に歩みを進めてきた5年間。
本当にありがとうございます。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします!


 
 

アニュアルレポートは「継続寄付者のみなさま」と「1万円以上の単発寄付をくださったみなさま」へ紙媒体でお渡しをしております。ぜひ最新のアニュアルレポートをお手元でご覧いただけたら嬉しいです。

PIECESの活動はみなさまからの継続的なご寄付によって支えられています。来年度以降も活動を共に継続・発展させていく仲間になってくださいませんか?

 
 

アニュアルレポート2019-2020ダイジェスト

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アニュアルレポート2019-2020が完成しました!

PIECESの事業や関わる人の輪が大きく広がった1年の軌跡を、ぜひご覧いただけたらと思います。
pdfバージョンをダウンロードいただくことも可能です。(ダウンロードはこちら

  1. 代表挨拶:ことばに「優しい間」を宿す

  2. 新型コロナウイルス流行を受けての発信と取り組み

  3. 2020年役員体制を刷新

  4. 活動① Citizenship for Children 2019水戸

  5. 活動② Citizenship for Children 2020

  6. 活動③ 若年妊婦のための居場所project HOME

  7. 活動④ Reframe Lab

  8. 活動⑤ 広報ファンドレイズ

  9. PIECESメイトの輪

  10. 応援メッセージ #ひろがれPIECES

  11. メンバー紹介・採用情報

  12. 活動計算書


1. 代表挨拶:ことばに「優しい間」を宿す

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わたしが行動を起こす時、その背景にはどんな感情があって、どんな経験が影響しているのでしょうか。わたしが生きてきた社会の規範がどう影響しているのでしょうか。

そう問うことは、難しく、終わりはないけれど、今までかけてきたメガネをかけたくなった感情や、経験に気づき、そっと自分に問うてみる。そのメガネを外したら目の前のことはどんな風に自分に映るのか。

そんな営みを繰り返しながら紡ぐ言葉と、その言葉を受け取る人との間には優しい間が宿るのではないでしょうか。

PIECES代表 小澤いぶき

2. 新型コロナウイルス流行を受けての発信と取り組み

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2020年、新型コロナウイルスが猛威を振るい、子どもたちにも大きな影響がありました。
PIECESでは、子どもたちやその周りにいる大人たち、困りごとを抱えた人たちに広く届くよう、様々な発信を行いました。

新型コロナウイルスに関してのこころとからだのケア 〜過程や子どもの居場所などでできるケア〜

新型コロナウイルス「からだとこころのワークブック」

とどけるプロジェクト
新型コロナウイルス感染症に関する情報を、様々な不安や困りごとのある方、情報が届きづらい方にとどけるために立ち上げたプロジェクト

3. 2020年役員体制を刷新

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時代を超えて、子どもを取り巻く環境に働きかけ、市民性を発揮し続けて行くためには、グローバルな視点や歴史的な視点を踏まえた上で、現在起きている現象を見渡していく広い視野が必要であると私たちは考えています。局所的な判断に捉われるのではなく、今見えていない誰かへの想像力を養う必要があるからです。

PIECESの行う市民性醸成の活動は、短期的にわかりやすい成果が出るわけではなく、継続的に行っていくことが重要です。そこで、そのような視点を補い共に歩みを進めてくださる新たな理事・監事の4名をお迎えし、新たな役員体制へと体制を変更いたしました。これまで設立から役員を務めてきてくださった7名の役員のみなさまへ心からの感謝をすると共に、新生PIECESとしての歩みを進めていきたいと思います。

新理事
・小野田峻 氏
小野田高砂法律事務所 / 弁護士
・荻原国啓 氏
ゼロトゥワン株式会社 代表取締役社長 / ソーシャルアントレプレナーズアソシエーション(SEA)代表理事 / ピースマインド共同創業者

新監事
・佐藤暁子 氏
ことのは総合法律事務所 / 弁護士
・長田和弘 氏
長田和弘税理士事務所

4. Citizenship for Children 2019水戸

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近年、子どもの貧困や虐待、いじめなどの問題が顕在化する中で、子どもや家族の「心の孤立」をいかに防ぐかが、重要な課題となっています。ここでいう「心の孤立」とは、生きづらさや困難を抱えていても、大人や社会に助けを求めることができない、頼れない状態のことです。子どもの育ちにとって大切な、信頼できる他者の存在。

たとえ心に小さなケガをしたとしても、その傷口が広がる前に癒しあえる仲間の存在。そんな存在が地域や社会の中に生まれ続けていくための仕組みや文化を築いていくことが必要ではないか。そんな課題意識を受けてPIECESは2016年から市民性醸成のプログラムを実施してきました。約3年間4期にわたり、東京都内でプログラムを実施したのち、2019年より「Citizenship for Children(CforC)」と名称を変更し、茨城県水戸地域でのプログラムを皮切りに全国展開が始まりました。

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プログラムは、①専門知識を学ぶ座学講座、②子どもと関わる現場実践、③リフレクションとコミュニケーションを扱うゼミ、という3つの取り組みから構成されています。この3つのプロセスを通じて、約6ヶ月間、12名程度のチームで対話と内省を繰り返しながら「自分だからこそできるアクション」を問うていき、プログラム修了後の主体的な社会への参画を促していきます。

5. Citizenship for Children 2020

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2020年度のCforCは従来のプログラムを「探求コース」と位置付けた上で、「基礎知識コース」や「プロジェクトコース」を新設し、「孤立した子どもたち」と優しい関係性を紡ぐことのできる大人を増やすための活動を一気に加速させました。

昨年に引き続き、水戸ではNPO法人セカンドリーグ茨城さんと協働。また、今年新設した奈良のコースではLiving in Peaceさんとの協働がスタートしました。CforCでは今後も、各地のパートナーと連携しながら優しい間を紡ぐ市民を増やす活動を丁寧に手がけていきます。

6. 若年妊婦のための居場所project HOME

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NPO法人ピッコラーレさんと協働で、東京都豊島区にある一軒家で最初の「HOME」が始まりました。

ネットカフェなどの不安定な居場所を転々としている孤立した妊婦さんたちが「いつでもおいで」と受け入れられる、いつでも立ち寄って相談できる。そんな安心で安全な「HOME」をつくるプロジェクトです。

HOMEを開始するにあたって実施したクラウドファンディングでは640名の方から7,750,000円のご支援をいただきました!本当にありがとうございました。

ピッコラーレさんと共に、活動を通して温かいまなざしを持った地域をつくっていきます。

7. Reframe Lab

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時間や空間を超えて、この世界にいるさまざまな存在・生命と共に在ることへの想像力を広げていくプロジェクト「Reframe Lab」。こども研究員と共に体験型で進めていくアートプログラムで、あらゆる存在への想像力を拡張させ、問いを広げ、未来のかけらを見つめていきます。

2020年のテーマは「ミエナイモノとあそぶ Immersive Experience」。「目に映るもの」だけで考えるのではなく、かつて存在していた生命や非生命、そして人の痛みや優しさといった”ミエナイモノ”への想像力を育むプログラムを実施しました。

8. 広報ファンドレイズ

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PIECESが大切にしている「情報発信ポリシー」を公開しました。広報ファンドレイズとグラフィックデザインに関して、私たちが何かをアウトプットする際に大切にしていることを言葉にした発信ポリシー。日々の発信から「優しい間」を紡いでいけるよう大切にしている価値観です。

イベントは1年の間に主催、共催、登壇、ライブ配信などを含め計46回実施しました。(2019年11月~2020年10月)多くの方にPIECESを知ってもらうことのできた1年でした。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

9. PIECESメイトの輪

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継続寄付者は1年間で約3倍の339名となり、単発でのご寄付も300名以上の方から頂戴しました。企業や団体様からの寄付・助成も前年度を超えるものとなり、温かなサポートに支えられ活動を発展させることのできた1年間でした。PIECESを寄付で支えてくださる寄付者「PIECESメイト」のみなさんとこれからも共に歩んでいきたいと思っています。

2018年のプログラム修了生・PIECESメイト(継続寄付者)である江澤萌さんにお話を伺ったインタビューもぜひご覧ください。

私たちは、寄付者の皆さんと「寄付するー寄付される」という関係を越えて、共にありたいと願っています。これからも「優しい間」を共にひろげる仲間として、どうぞよろしくお願いいたします。温かなご寄付を本当にありがとうございます!

10. 応援メッセージ #ひろがれPIECES

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PIECESをさまざまな形で応援してくださっているみなさんから応援メッセージをいただきました。

いただいた応援メッセージはnoteに掲載しています。(note「PIECES magazine」はこちら

アニュアルレポートで紹介しきれなかった温かく優しいメッセージを、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

また、SNSを通じて #ひろがれPIECES でシェアいただいたたくさんのメッセージもとても心強いものでした。ありがとうございました!

11. メンバー紹介・採用情報

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2020年、PIECESは4名の新たなスタッフを迎えました。CforCの各クラスを担当する運営スタッフと、経理などのバックオフィス業務を担当するスタッフを迎え体制を強化し、活動を展開することができました。

採用情報

プログラム拡大の基盤をつくるファンドレイズ担当スタッフを募集しています!

企業や団体など法人向けにPIECESの活動を広く広めていただきながらファンドレイジング活動をになっていただける方を募集します。

詳細についてはこちらにお問い合わせくださいstaff@pieces.tokyo

12. 活動計算書

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アニュアルレポートは「継続寄付者のみなさま」と「1万円以上の単発寄付をくださったみなさま」へ紙媒体でお渡しをしております。ぜひ最新のアニュアルレポートをお手元でご覧いただけたら嬉しいです。

PIECESの活動はみなさまからの継続的なご寄付によって支えられています。来年度以降も活動を共に継続・発展させていく仲間になってくださいませんか?

 

Special Thanks

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