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【6/12まで】Citizenship for Children2022参加者募集中!

CforC2022の参加者募集が開始しました。

講座では、児童精神科医、プレーワーカー、ソーシャルワーカー、まちづくりの専門家など、子どもに関わる専門職の講師から関わりの事例を学ぶことができ、リアルタイムに講師に質問をする機会もあります。その後、講座で学んだエッセンスを、ゼミや仲間との対話を通して、自分に落とし込んでいきます。

参加者は全国からオンラインで参加することができ、自分とは違う立場の仲間と共に考えを深めていきます。

プログラムの背景
プログラムの実施背景や市民性という言葉について説明しています。

コース概要
各コースの詳細やおすすめの方、各コースの関係性、応募などを紹介しています。

実施風景と参加者の声
プログラムの雰囲気や修了生の声を紹介しています。

募集概要

参加対象者
どなたでも参加可能です。
但し、応募者多数の場合、書類での選考があります。効果的なプログラム運営のため、所属先、参加動機、これまでの経験などを加味して、コミュニティの多様性の観点から総合的に判断をさせていただきます。

参加方法
全ての講座がオンラインで開催されます。本講座の運営にはコミュニケーション用に「Slack」、ワーク用に「Zoom」、データ共有用に「Google ドライブ」を使用します。詳細については選考を通過された受講生の方に事務局より連絡いたします。慣れない方には、事前に使い方のサポートも致しますので、安心してご参加ください。

受講期間
みつめるコース:2022年7月~2022年9月
うけとるコース:2022年10月~2023年1月
はたらきかけるコース:2022年10月~2023年1月
各コースの日程一覧はこちら

募集期間 
2022年5月10日(火)〜 2022年6月12日(日)

お問い合わせ先
cforc*pieces.tokyo(*を@に変更してメールを送ってください)


受講料
各コースの受講料は下記の通りです。(すべて税込表記)


お申込みの流れ

① 応募フォームからお申し込み

6月12日(日)23:59までに応募フォームよりご応募ください。

② 参加可否のお知らせ

6月20日(月)以降に、参加可否のお知らせをお送り致します。参加が決定された方にお支払いの案内を致します。

③ コース開始!

受講料のお支払いが確認でき次第、「みつめるコース」についての詳細をご案内致します。

――みつめるコース」終了後――

④ 次コースのお知らせ

「みつめるコース」終了後、改めて「うけとるコース」、「はたらきかけるコース」のご案内を致します。
*6/12までの応募時点でセットで申し込んでいる方は④以降の手続き不要です。

⑤ 次コースの参加確認

「うけとるコース」、「はたらきかけるコース」への参加をご希望の方は、進みたいコースをお伝えください。

⑥ コース開始!

受講料のお支払いが確認でき次第、「うけとるコース」、「はたらきかけるコース」についての詳細をご案内致します。

子どもたちの日常を支える地域の担い手を増やしたい|市民向けオンラインプログラム参加者募集スタート!

2022.05.10
プレスリリース

子どもの心の孤立の解消に取り組む認定NPO法人PIECESは、市民向けオンラインプログラム「Citizenship for Children」(CforC)2022年度は75人の参加者を募集します。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000020278.html

コロナ禍で深刻化している子どもの孤立に対する、仕組みと文化づくりのアプローチ

地域社会を取り巻く現状として、子どもの虐待や貧困、いじめなどの問題が顕在化しています。そこには孤立した環境の中、痛みや心の傷を一人で抱えて頑張っている子どもたちの姿があります。ここでいう「孤立」とは、安全に頼れる誰かがいない環境で、他者や社会への信頼を失っていく状態です。
こうした子どもの孤立を防ぐために、PIECESでは2016年から、本プログラムの前身である「コミュニティユースワーカー育成プログラム」をスタートさせ、2019年より「Citizenship for Children」に名称を変更。2020年にはオンラインでプログラムをスタートし、全国から160名以上が参加、5つの地域と連携しています。子どもの育ちにとって大切な、信頼できる他者の存在を地域に増やしていくための取り組みを、各地に展開してきました。

子どもが孤立しない地域をつくる「Citizenship For Children」プログラム

本プログラムで行うのは、いわゆる支援職や専門職の養成ではありません。一人の人であり市民である自分を客観視すること。子どものためだけでも自分のためだけでもない、その両者を大切にするとはどういうことかを問う視点をもった上で、具体的なアクションを起こすこと。そして、答えを求めるのではなく、学び続け、問い続ける姿勢を持つこと。そのような市民、また市民によるアクションが子どもの生活する日常の中に生まれ続けていくことを目指しています。

コロナ禍だからこそ学びを止めず、オンラインで様々な分野の講師や全国の仲間と探求する

講座では、児童精神科医、プレーワーカー、ソーシャルワーカー、まちづくりの専門家など、子どもに関わる専門職の講師から関わりの事例を学ぶことができ、リアルタイムに講師に質問をする機会もあります。その後、講座で学んだエッセンスを、ゼミや仲間との対話を通して、自分に落とし込んでいきます。
参加者は全国からオンラインで参加することができ、自分とは違う立場の仲間と共に考えを深めていきます。

今年リニューアルしたCforCページでは、CforC修了生の声や講座レポなどをわかりやすく紹介!

【コース概要】
学びのプロセスに応じた3段階のコースをご用意。「みつめるコース」は子どもと接する時の基礎知識で構成された講座と双方向のゼミで市民性を探求します。その後、さらに学びを深めたい人向けに2つのコースをご用意。「うけとるコース」では、子どもとの関わりや出来事を多面的に捉えるスキルを身につけます。「はたらきかけるコース」では、さらに講座とゼミを重ね、自分らしいアクションを探求し、実践を目指します。

【期間】
みつめるコース:7月〜9月 (6〜10時間/月)
うけとるコース:10月〜1月 (4〜5時間/月)
はたらきかけるコース:10月〜1月 (うけとるコースに加えて6〜8時間/月)

【募集人数】
75名程度

【修了生の声】
●地域活動/任意団体 45~54歳
専門性がなくても、自分がやってる居場所や活動を肯定できるようになった。このままでいいのかと苦しいところがあったけど、観察するところに意味があると思えた。一回自分のことを肯定して、また新しい課題が見えた。すごく楽になった感じがあった。

●学校関係・45~54歳
学校で相談員として働いているが、教員でも専門職でもない役割のため、本当は関わりたいけど「相談室にくる子だけでいいや」というように関わる範囲を区切るようになっていた。
でも、プログラムを通して、自分の気持ちを大事にした方がいいと思うようになった。

●大学生・16~24歳
これまで他者との違いに対して「違うのは寂しいこと」として捉えていて、共感できる人に対して自分が前のめりになってしまう感覚がありましたが、違いに目を向けることができるようになったことで、他者との関係性にいい意味で執着しなくなったり、自分の中だけで持っている願いや核みたいなものを信じることもできるようになった気がします。

コースの詳しい内容やお申し込み、これまでの修了生の活動についてはwebページ(https://www.citizenship-for-children.org/program )を御覧ください。
 


【代表理事メッセージ】
私は児童精神科医として、さまざまな子どもたちに出会ってきました。明日どころか、1分先のこともわからない。そんな環境下で生きている子どもたちが、私たちのすぐ隣にいるという現実を「仕方ない」では終わらせたくない。そんな想いから、孤立が深刻化する前に、子どもたちの生きる地域に信頼できる市民を増やすための活動を行なっています。

代表理事 小澤いぶき

理事退任のご挨拶

こんにちは。PIECESの青木です。


道端の樹木に色が付き始め、日差しが暖かくなってきましたね。まだコロナの脅威は衰えておりませんが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

いつも大変お世話になり、誠にありがとうございます。お知らせしたいことがございまして、ご挨拶させていただきます。



私事で恐縮ですが、4月15日を持ちまして、PIECESの理事を退任し、スタッフとしての勤めもいったん退職することになりました。

PIECESがまだかたちになる前の2015年末頃から関わり始め、ここまで6年間歩んできたPIECESから離れることはとても寂しいですが、みなさまとともにつくってこれた歩みは、私にとってとても誇りであり財産です。

未熟な私をご指導、ご鞭撻いただいたみなさまには本当に感謝してもしきれません。ありがとうございました。

おかげさまで、ここまで歩を止めずに来れたのだと思います。


今回このような決断にいたった背景としては、市場や国家政策などの動きと市民社会の関係性についてもっと真剣に取り組んでみたいと思ったことがあります。

PIECESという市民社会における活動に従事しながら感じていたのは、資金調達や活動をつくっていく際、どうしてもそこの影響を免れ得ないということでした。


市民社会の営みとは、①政府セクター、②市場セクター、③親密圏セクター(家族やプライベート)という3セクター以外の残余の社会活動領域に属するものです。つまり、非政府性(non-govermental)、非営利性(not-fot-profit)、人間関係の公式性(formal)という基準を満たす社会活動のことです(参考:『市民社会論ーー理論と実証の最前線』法律文化社)。


現状の市民社会は、新自由主義のイデオロギーが、NPOの経営にも入り込み(経営手法、ファンドレイズ手法等。そもそも、NPOで活動を推進していくことを経営という表現をすること自体も含まれますね)、公共的な活動も準市場化され、そして市民活動自体にも強い影響を与えています(例:地域主体の市民活動は減退し、個人主義的な活動が増加している等)。さらに、政府の指針にも助成金や補助金も左右されるため、政府の影響ももちろん免れません。


こうした現状を肌身で感じ、市民性というものを掲げて活動する身として、「これからの市民社会は、国家や市場とどういう関係を築いていけばよいのか?」という問いに対して、もっとダイレクトに取り組んで行きたいと思っていました。



そこで、新しい業界に転職して、これまでとは違う角度からこの問いについて考えていくことにしました。

私個人の思いとしては、一人ひとりの権利と尊厳が尊重され、優しい間があふれる未来(PIECESのビジョン)をつくっていくことに変わりはありません。

ですので、新しい分野での仕事に挑戦しつつ、PIECESにもプロボノ、相談役として関わり続け、みなさんと一緒に市民性醸成の歩みを進めて行きたいと思っています。

また、新しいメンバーも加わり、PIECESは自律的に運動していき続けるための体制づくりが進んでいます。





市民性はわたしたちの生活の土壌です。

政治が変わったり、法律が変わったり、生活をささえるインフラ企業が変わったり、たとえ国家という仕組みが変わったとしても、市民性は常に土壌としてわたしたちが生きる社会のベースになっていくのではないでしょうか。


そして、わたしたちのあり方こそが市民性を耕していくものです。

だからこそ、今後もみなさまと一緒に歩んでいけたらと思いますし、今後もこの歩みを止めないよう、みなさんも一緒にもっと動いていけると嬉しいです。


どうか引き続き、何卒どうぞよろしくお願いいたします。



青木翔子

「Citizenship for Children」のホームページをリニューアルオープンしました!

子どもが孤立しない地域をつくる「Citizenship For Children」プログラムのホームページを本日リニューアルオープンしました。活動をよりわかりやすくお伝えできるよう、ページ構成やデザインを一新しました。

プログラム詳細のほか、これまでの活動や想い、修了生インタビューなども紹介しています。

ぜひご覧ください。また、2022年度の参加者は5月中旬から募集予定です。

採用2022| 募集中!

子どもが孤立しない優しい間のあふれる社会をつくるために、市民性醸成プログラムのファシリテーターと、組織の屋台骨を支える事務局マネジャーを募集します。その他、プロボノ・インターンも募集中!!

認定NPO法人PIECESは、2022年6月に法人設立から6年目を迎えます。設立以来取り組んできたCitizenship for Childrenプログラム(CforC)が普及・発展フェーズに本格的に突入していく今年、事業活動を一層推進していくためのメンバーを新たに募集することになりました。

組織としてはまだまだ整っていないこともたくさんありますが、だからこそ一緒に事業を形作っていく手応えや、組織の一員としての責任感を感じられる環境でもあります。急速な変化や成長よりも、対話と内省を軸にした豊かな変容を追求するPIECESで、是非一緒に働いてみませんか?

募集にあたっての詳しい背景はこちらのnoteををご覧ください。


今回の職員募集では、有給スタッフ2職種(CforCのプログラム運営を担うファシリテーター と 組織全般の管理運営を担う事務局マネジャー)に加え、プロボノ・インターンスタッフも同時募集します。

◯採用フロー

1. エントリー ※締め切りは募集職種によって異なりますのでご注意ください。

2. 採用説明動画の視聴  ※エントリーいただいた方にこちらからお送りします

3. 書類選考 ※書類を早く提出いただいた方は、早めに面談に入ります

4. 面談(2回程度) ※プロボノ・インターン採用での面談は1回程度です

5. お試し参加(可能な範囲で、活動に参加(1~2回))

6. 最終面談

●採用募集概要はこちら●
https://www.pieces.tokyo/saiyo2022

●採用の背景・想いはこちら●
https://note.com/pieces_magazine/n/n46843561591d

#ひろがれPIECES #CforC #採用2022 #募集

代表小澤いぶきがNewsPicksプロピッカーに就任!

2022年3月より、代表理事の小澤いぶきがNewsPicks(ニューズピックス)のプロピッカーに就任いたします。

NewsPicksは「経済を、もっとおもしろく。」を掲げるソーシャル型オンライン経済メディアで、国内外の厳選された経済ニュースが掲載されています。

プロピッカーとは編集部が厳選した公式コメンテーターとして活動する専門家のことで、現在300名以上のスペシャリストが参画しています。ぜひ登録&フォローをお願いいたします!

▼小澤いぶきをNewsPicksでフォローする
‍https://newspicks.com/user/7536907

▼3月のプロピッカー紹介記事はこちら
https://newspicks.com/news/6752128/body/?ref=recommended-picker

▼小澤からのコメント

みなさんこんにちは!この度プロピッカーに就任しました認定NPO法人PIECES(ピーシーズ)代表の小澤いぶきです。
子どものメンタルケア・トラウマケアを専門にする児童精神科医を経て、子どもたちの日常に「市民性に根ざしたwellbeing」が広がっていく社会目指し2016年にNPOを設立。
子どもや自分の暮らす地域と社会にとってのwellbeingを育む市民性醸成事業「Citizenship For Children」を展開しています。

子どもが子どもでいられ、自分が自分でいられる、一人一人の存在と尊厳が大切にされ合う日常が地域を超えて広がっていくプロセスを、多くの方と共にできたらと思います。

認定NPO法人PIECES 代表理事 小澤いぶき

2022年|新年のご挨拶

2022年、新年あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。


寒波の中体調をくずされてはいませんか?


私たちPIECESは、今年2022年も様々な地域の団体や地域で暮らす方々と、そしてPIECESメイト(寄付者の方々)やまきば(プロボノの方々)と、Citizenship for Children(CforC)プログラムを通して、wellbeingに繋がる市民性を子どもと共に、子どもの周りから育んでいきます。


小さなこの芽吹きの土が耕され、
あちこちの種から芽が生まれ、
少しずつ少しずつ森となっていく。
そして市民性の森があちこちで生まれる。

そんな市民性の循環を、今年度は様々な地域で広げ育んでいきたいと考えています。


その森を育む、泉や風、土が、PIECESメイトやまきば(プロボノ)、各地域でCforCに関わるメンバーであり、それぞれの形で、PIECESに、そして社会に関わる人たちの手元から市民性が手渡され、社会が育まれていくのだと思います。
市民性の発揮が変化する社会の方向に影響する、という感覚を、私自身皆さんとともに歩む中で強く感じています。


一人一人の手元から紡ぎ出される市民性に根ざした姿勢や行動、
その先には、誰かや何かの痛みや排除の上に成り立つ社会ではなく、それぞれのwellbeingをお互いが育みあっているような社会が立ち現れると信じています。


CforCから生まれた市民性の芽吹きを育み広げ、その先の風景を手繰り寄せる今年の旅を一緒に共にできることを楽しみにしております。

ぜひ、多くの方と今年もご一緒できましたら嬉しいです。
どうかお身体に気をつけて、新年をお過ごしください。

代表理事 小澤いぶき


1月31日まで寄付キャンペーンを行っています

現在PIECESでは寄付キャンペーンを行っています。

2022年の活動を共に進めていく仲間、PIECESメイト(毎月の継続寄付者)を150名募るキャンペーンです。

詳しくはこちら

ぜひこの機会に、仲間になってくださったら嬉しいです。

Thanks for piece|PIECESより年末のご挨拶

2021年もありがとうございました!

2021年はみなさまにとってどのような一年間だったでしょうか。

長引く新型コロナウイルスによる影響で、思い描いた未来を実現すること、未来を思い描くことは決して容易いものではなかった1年間だったと思います。

そんな2021年、昨年に引き続きコロナ禍において様々な社会問題が顕在化する中で、子どもに関わる省庁が発足する議論が一層活発となり、孤独・孤立に対する施策も国策レベルで進歩が見られた一年でもありました。一方で、目に見えない子どもたちの痛みが、痛ましい事件となって表出してしまったり、居場所がわからない子どもたちが増えたりしています。

そんな中で私たちPIECESは、子どもたちの心の孤立に寄り添い、信頼できる他者を増やす取り組みを着実に進めてきました。

  • 4月 Citizenship for children2020成果報告書完成

    PIECESが出すアウトプットにおけるポリシーをお伝えしました。

  • 6月 法人設立5周年を迎える。5th anniversary week実施

    5周年という節目を迎えたPIECES。5周年weekでは各種ライブ配信にて、PIECESのこれまでと今を紐解くトークを行いました。

  • 7月 CforC2021スタート

    PIECESのメイン事業Citizenship for Children。実施場所:水戸・奈良・地域横断。実施コースを「みつめる」「うけとる」「はたらきかける」に刷新。

  • 8月 Reframe Lab展示会「もるめたも」

    アートプロジェクト「Reframe Lab」ではそれまで「自分」だと思っていたものが、あるとき水に、鳥や風に、土中の菌から宇宙にまで変容していくメタモルフォーゼ(変容)の物語「もるめたも」を制作。8月には東京 高田馬場で展示会を実施。

  • 8月-9月 問いを贈ろうキャンペーン

    自分や社会のウェルビーイングについて考える「問い」を1ヶ月間1日1つ贈るキャンペーンを実施。ゲストからの問いやイベントを行い、広く社会に向けて市民性を耕す取り組みとなりました。

  • 11月 虐待防止月間

    厚生労働省が定めた児童虐待予防の啓発を行う「児童虐待防止推進月間」では、児童虐待に関する情報やその情報の読み解き方などに関する情報を発信しています。

  • 12月 PIECESフォーラム,寄付キャンペーン|寄付者限定コミュニティ始動

    「こどもがこどもでいられる社会」をテーマに年次報告会を実施。同時に寄付キャンペーンもスタートしました。
    寄付者限定のオンラインコミュニティ「Piece for Peace」も始動し、寄付者の方々も共に市民性を探求し、広げていく仲間であることを再認識しています。

5周年という大きな節目を迎えた今年、歩みを何歩も進めることができました。これらはひとえに、応援いただく皆様の力があってこそです。本当にありがとうございます。



違う正しさや価値観、文化を持つ私たちが共に在れるような、優しさが循環していく寛容な社会をつくりたい。今を生きる子どもたちの声を聴き、共に描き、つくっていきたい。

一見遠回りに見えるPIECESの取り組みを、たくさんの方に応援いただき、共に歩みを進めてこれたこと、本当に嬉しく心強く思っています。

2021年、みなさまにとってどんな一年だったでしょうか。PIECESを知って、関わってくださり、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。


「寄付納め」しませんか?

現在PIECESでは寄付キャンペーンを行っています。

2022年の活動を共に進めていく仲間、PIECESメイト(毎月の継続寄付者)を150名募るキャンペーンです。

詳しくはこちら

ぜひこの機会に、仲間になってくださったら嬉しいです。

地域の事業者とともに「問い」を贈り合い、地域の関係性を育む「問いカード」の展開をスタート

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現在開催中の「#問いを贈ろう」キャンペーンに連動して、地域に根づいた事業を展開する小売店や飲食店とともに「問い」を贈り合う「問いカード」の提供を開始しました。
▼キャンペーンレポート:https://www.pieces.tokyo/blog/toi2021-report

「問いカード」とは、「#問いを贈ろう」キャンペーンの想いを伝え、メッセージや「問い」を記入できる名刺サイズのカードです。キャンペーンの趣旨に賛同し、活動の認知度向上を担ってくださる店舗や事業者を「ギフトパートナー」として、1口(1万円)の寄付につき20枚の「問いカード」を進呈します。お客様が購入したギフト用品や商品にカードを添えることで、問いに込めた想いとメッセージを贈り合うことができます。

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第一弾として、東京・目黒区にある生花販売店「FOLK FLOWERS(フォークフラワーズ)」と提携。お客様のご要望に応じて贈答用の生花にカードを添えることで、ギフトのお届け先に想いをお届けします。

【ギフトパートナーからのコメント】
このたび、株式会社FOLK FLOWERS は、子どもが孤立しない地域をつくる取り組みを全国展開する認定NPO法人PIECES の理念に賛同し、ギフトパートナーとして活動の認知拡大に協力いたします。私たちは創業以来、植物の持つ美しさ、力強さ、儚さ、懐かしさを感じる色彩と形にこだわり、心揺さぶる印象的な花のご提供で、お客様と花を受け取られた方、双方のお気持ちを大切にしてきました。「問い」を贈り合うことは、自分と他者、社会のウェルビーイングを考えるきっかけになり、さらには SDGsの“自分ごと化“につながると考えています。今後も質の高いサービスをご提供し、お客様にご満足いただけるよう努力してまいります。

株式会社FOLK FLOWERS(フォークフラワーズ)
〒1530041 東京都目黒区駒場4丁目8番3号駒場Hビル
HP https://folk-flowers.com/
instagram https://www.instagram.com/folk_flowers__/


ギフトパートナー募集!

現在、PIECESではギフトパートナーを募集しています。ギフトパートナーとして提携いただいた事業者様は、商品やサービスをご購入いただいたお客様や、お客様が選んだギフトの送り先にメッセージを記入した「問いカード」を添えることができます。

大切なお客様や、お客様が大切に想う方へ。PIECESとともに、「自分と社会がちょっとよくなる”問い”」とメッセージをお届けしませんか。

お申し込み、お問い合わせはこちら https://www.pieces.tokyo/forms

「ひらかれたweの社会」の実現に向けたプロジェクト:Reframe Lab リフレームラボ

Reframe Lab」は、豊かな想像力を育む「あそび」や「まなび」を開発し、アート、教育、医療、 福祉がつながるプラットフォームを構築していくプロジェクト。認定NPO法人 PIECES、一般社団法人Whole Universe 共催のもと、2018 年から活動を続けています。

2020 年度は、PIECESが掲げる「ひらかれたWeの社会」の実現に向け、世界の捉え方や境界線をリフレーミングし、複雑な世界を感受していくプロジェクトとして、PIECESが主催となり、「ミエナイモノとあそぶ」をテーマに、様々なアーティストとの協働により、“ ミエナイモノ ” を感じ、体験し、 その想像力を耕す「あそび」のプログラムを開発してきました。

 「ひらかれたwe」と「Reframe」

PIECESでは、2019年に役員体制を新たにし、「ひらかれたwe」の社会の実現に向けて「市民性の醸成」を行ってきました。詳しくはこちら▶︎ 「ひらかれたweの社会」の実現に向け、 認定NPO法人PIECESが経営体制を刷新 — 認定NPO法人PIECES(ピーシーズ)

私たちは、常に他者や外部環境へ「ひらかれた」状態にあり、お互いに影響しあい、揺れ動きながら存在しています。私たち人類を取り巻く様々な問題(紛争などの国際問題や気候変動など環境問題、差別などの人権問題など)も、「個人」という枠組みだけでは捉え切ることができない、さまざまな要素が影響しあいながら発生しています。個人を越え、私という存在が、社会や地球環境と相互に響き合うような「we」の感覚をもって捉えてはじめて、「問題」とされていることが私たちに与えている影響の実態に近づくことができます。

私たちは、ひとりひとりがそのような「we」を実感できる未来を「ひらかれたweの社会」と定義します。

この社会の綻びを生み出すのも、いまの社会を形作るのも、「私たち」であり、そして時空を超えて、様々なものたちと共にある「ひらかれたweの社会」の未来のかけらも、またすでに「私たち」一人ひとりの中にあります。

市民性醸成を通して、地域にある知恵やレジリエンス、可能性に出会ってきました。それと同時に、身近に起こる、そして世界に起きているさまざまな危機と共に生きる中で、相互に影響し合うさまざまな存在を感受し、想像力を広げていく体験を通して、「ひらかれたwe」の社会の可能性のをより多様な人たちとともにうねりにしていきたいという思いもより強くなりました。

それぞれが持つ異なる「自然」や「時間」を行き来し、あらゆる存在への想像力を拡張し、世界を感受し、問いを広げ、多様な人たちの手元から「ひらかれたwe」の未来のひとひら繋ぎ合わせて広げていく。そんな冒険を、子どもたちと、子どもに関わる一人ひとりと共にしていきたい。そんな願いから、ReframeLabというプロジェクトを本格化してきました。


ReframeLab 2020:「あそび」から複雑な世界を感受していくプロジェクト 企画背景

私たちが「ひらかれたwe」の社会へのプロセスを育むことを自分たちの存在意義としてきた背景には、時代や空間を超えてこの世界を共にする存在それぞれの世界を壊すことなく、それぞれがwellbeingに共に存在していくことはできないのかという問いと、そのためにプロセスを育んでいきたいという強い願いがあります。

そして、このプロセスを育む一つの鍵は「想像力」と、本来の生態系や私たちの持つ「レジリエンス」であると考えています。

「想像力」と「レジリエンス」は市民性の醸成でも大切にしている鍵でもあります。

たとえば、森には、何万年もの土壌で育まれた、幾種もの生命たちの「記憶の地層」が存在しています。私たちが暮らす街の中にも、いまを生きる人間や他種の生命、機械、そしてもう存在していなくとも、無数の生命の記憶が刻まれています。その記憶に身を置き、想像を広げた時、私たちは歴史を紡いできた異なる多様な物語から何を感じ、受け取のでしょうか?どんなバトンを次の時代に渡していくのでしょうか?

人智を超えた複雑な生態系が変化しながら今存在している、そのレジリエンスに私たちは何を学ぶのでしょうか?

これからの社会を「目に映るもの」だけで考えるのではなく、かつて存在していた様々な生命や非生命、そして人の痛みやレジリエンスといった“ミエナイモノ”への気配を感じ、想像し、それぞれの多様なる自然を行き来していく。これからの社会を手探りで紡ぎだしていくプロセスを、2020年度は、誰もが持っていた「あそび」を手がかりにつくっていけないかと考え、「ミエナイモノとあそぶ - Immersive Experience」をテーマに、生命・異世界・社会をつなぎ、「あそび」から複雑な世界を感受していくプロジェクトを実施しました。

*あそび(大和言葉) …  異界とつながること*遊 … 「神が自由に行動する」から転じて「人が心のおもむくままに楽しむ」


ReframeLab 活動概要

これまでの事業を通して大切にしてきたこと、行なってきたことについての詳細は、以下のReframeLab公式webサイトをご覧ください。

Webサイト
Reframe Lab / あそびとまなびのプラットフォーム


いま目にうつる世界は、見方次第でいかようにも変容する。あらゆる角度から世界を「リフレーム」することをテーマに、医療、福祉、教育、アートなどの異分野をつなぐプラットフォーム。
さまざまな生命と共にあることへの想像力を育み、新たな「まなび」と「あそび」を開発していきます。

Reframe Lab 公式Webサイト▶︎ https://reframe-lab.com/

展覧会+トークイベント|7月22日〜8月9日開催
「もるめたも展 - あそびとへんしんの研究所」

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「ミエナイモノとあそぶ」をテーマに、様々なアーティストとの協働により、“ミエナイモノ”を感じ、体験し、その想像力を耕す「あそび」のプログラムを開発してきた、2020年度。その成果のひとつとして、一冊の本とアニメーション『もるめたも』が誕生しました。
2021年7月22日から東京都新宿区の「ケーススタディスタジオBaBaBa」にて展覧会を開催しますので、足をお運びください。 ▶︎ 展覧会詳細はこちら

映像コンテンツ、ガイドブック
ミエナイモノとあそぶ アニメーション & 絵本『もるめたも』

それまで「自分」だと思っていたものが、あるとき水に、鳥や風に、土 中の菌から宇宙にまで゙変容していくメタモルフォーゼ(変容)の物語。 物語の原作は Reframe Lab、絵本・アニメのビジュアルを担当するのはアーティストのひらのりょう氏、音楽は OLAibi 氏、ナレーションにコムアイ氏を迎えて制作しました。また絵本には「あそびとまなびの観察ノート」と題して、大人向けのコラムページと、 Reframe Labが゙開発してきたワークショップのあそびかたガイドを掲載。「あそびの可能性」をテーマに、多様な領域の方々によるコラムを収録しています。 ▶︎ 映像コンテンツ・ワークブック詳細はこちら

このプロジェクトは、来年、そして再来年と、地域を超え様々な子どもたちとすでにある未知なる世界を探り、描く冒険として続いていきます。


◉主催:認定NPO法人PIECES

◉共催:一般社団法人Whole Universe

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人々の想像力を拡張するアート&サイエンスのプラットフォーム。キュレーション、メディア制作、アートプロジェクト、教育、異分野が集う研究会やプラットフォームの構築など、日々ありとあらゆる実践に取り組む。主なプロジェクトに、アートサイエンスメディア「Bound Baw」運営、JST/RISTEX「人と情報のエコシステム(HITE)」メディア・コミュニケーションなど。(代表理事:塚田有那)

◉運営メンバー:Reframe Lab

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この社会に潜む、見えない境界や抑圧を見つめ、そこから解放され、一人ひとりが自身の生きる世界を変容しながら生きていける社会構造を探求し、実践していくプロジェクト。2018年4月に始動。

メンバー:小澤いぶき(児童精神科医/NPO法人PIECES代表)、塚田有那(キュレーター/一般社団法人Whole Universe代表)、清水聡美(企画制作・コーディネーター)、富樫多紀(カルチュラル エデュケーター)、和田夏実(手話通訳士)、岡本真梨子(カウンセラー・サイコエデュケーター)、古屋遥(演出家・クリエイティブディレクター)。