CforC2023基礎コース・探求コースがスタートしました|CforCレポート

子どもと自分にとっての心地よいあり方をともに学び、実践するオンラインプログラム「Citizenship for Children2023」

「支援者」ではなく「ひとりの人」として子どもに関わりたいと思うからこそ生まれる、迷いや葛藤。Citizenship for Children(CforC)は、そんな願いや気持ちを持つ人たちが集い、子どもと自分にとっての心地よいあり方をともに学び、実践するオンラインプログラムです。

CforCは、年に一度参加者を募集しています。今年度は、基礎コース47名、探求コース30名の参加者とともにプログラムをスタートしました(基礎コース後期は10/27まで参加者を募集しています)!

8月26日に実施した第1回プログラムは、PIECES代表理事の小澤いぶきが講師を務め、「子どもの発達と心のケア ~児童精神科医の視点からみえる、子どもたちの今〜」をテーマに学びを深めました。
参加者は、下記4つのパートについて講師がお話した講座動画を事前視聴したうえで、プログラムに臨んでいます。

「子どもの発達と心のケア ~児童精神科医の視点からみえる、子どもたちの今〜」
①子どもを取り巻く現状
②子どもの発達の基盤となる安心・信頼の醸成
③子どもの発達に影響するもの
④子どもが子どもでいられる社会であるために

講師への質疑応答・対話 

午前中の質疑応答・対話のパートは、基礎コース・探求コースの参加者全員がリアルタイムに集い、自己紹介や講師への質問、参加者同士の対話を行いました。初めて顔を合わせた参加者がほとんどのなか、積極的な発言や質問が続き、熱量が高い時間となりました。

参加者から講師に投げかけられた疑問や葛藤を一部をご紹介します。

1対多の現場のなかでアタッチメントを築く難しさを感じます。子どもの人数が多くならざるを得ない現場では、一人ひとりの声を聞く時間がどうしても短くなってしまいます。そんなとき、大人はどんな振る舞いをすれば、子どもの安心につながるのでしょうか。

自尊感情が低い子どもたちと関わることが多いです。背中を押す言葉やケアの方法があれば教えてほしいです。

参加者の言葉からは、ひとりひとりの背景や経験、子どもへの真摯な思いが溢れていました。
講師からのコメントも、関わりへの解の提示ではなくひとつの視点として、講師と参加者との対話が繰り広げられました。

ゼミ活動

午後は、探求コースの参加者がワークを通してさらに学びを深める「ゼミ活動」を行いました。子どもや自分にとって「安心・安全と感じられるときは?」という問いや、子どもとの関わりの事例をとりあげ、参加者同士の対話を行いました。

参加者の感想 なつきちゃん

子どものことを真剣に考えている大人がこんなにたくさんいると知って、しかも近い地域にいらっしゃることもわかり、すごく嬉しかったです。繋がって関わって、何か変化が起こるかも!?という期待がムクムク。そして、すべてのプログラムが受容的で優しい時間でした。出会ったばかりであっても、みんなが意識し、共有できるものがあれば安全な場は作れるのだなぁと思いました。


CforC2023では今後も、様々なフィールドで子どもと関わる実践者や専門家の方を講師に招き、学びを深めていきます。

執筆:西角綾夏


基礎コース後期の参加者募集!

CforC2023の基礎コース前期・探求コースは、募集を締め切っていますが、基礎コース後期の参加者は10/27(金)まで募集しています。
後期は、子どもとの直接的なかかわりからぐっと視点を広げ、市民性の大切さ、コミュニティやまちづくりをテーマとして取り上げています。ぜひご応募ください!また、関心がありそうな方にもオススメしていただければ嬉しいです。

CforC2023詳細はこちら!
https://www.pieces.tokyo/cforc2023lp

基礎コース後期の申込はこちら!
https://cforc2023kiso.peatix.com/