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「ひらかれたweの社会」の実現に向けたプロジェクト:Reframe Lab リフレームラボ

Reframe Lab」は、豊かな想像力を育む「あそび」や「まなび」を開発し、アート、教育、医療、 福祉がつながるプラットフォームを構築していくプロジェクト。認定NPO法人 PIECES、一般社団法人Whole Universe 共催のもと、2018 年から活動を続けています。

2020 年度は、PIECESが掲げる「ひらかれたWeの社会」の実現に向け、世界の捉え方や境界線をリフレーミングし、複雑な世界を感受していくプロジェクトとして、PIECESが主催となり、「ミエナイモノとあそぶ」をテーマに、様々なアーティストとの協働により、“ ミエナイモノ ” を感じ、体験し、 その想像力を耕す「あそび」のプログラムを開発してきました。

 「ひらかれたwe」と「Reframe」

PIECESでは、2019年に役員体制を新たにし、「ひらかれたwe」の社会の実現に向けて「市民性の醸成」を行ってきました。詳しくはこちら▶︎ 「ひらかれたweの社会」の実現に向け、 認定NPO法人PIECESが経営体制を刷新 — 認定NPO法人PIECES(ピーシーズ)

私たちは、常に他者や外部環境へ「ひらかれた」状態にあり、お互いに影響しあい、揺れ動きながら存在しています。私たち人類を取り巻く様々な問題(紛争などの国際問題や気候変動など環境問題、差別などの人権問題など)も、「個人」という枠組みだけでは捉え切ることができない、さまざまな要素が影響しあいながら発生しています。個人を越え、私という存在が、社会や地球環境と相互に響き合うような「we」の感覚をもって捉えてはじめて、「問題」とされていることが私たちに与えている影響の実態に近づくことができます。

私たちは、ひとりひとりがそのような「we」を実感できる未来を「ひらかれたweの社会」と定義します。

この社会の綻びを生み出すのも、いまの社会を形作るのも、「私たち」であり、そして時空を超えて、様々なものたちと共にある「ひらかれたweの社会」の未来のかけらも、またすでに「私たち」一人ひとりの中にあります。

市民性醸成を通して、地域にある知恵やレジリエンス、可能性に出会ってきました。それと同時に、身近に起こる、そして世界に起きているさまざまな危機と共に生きる中で、相互に影響し合うさまざまな存在を感受し、想像力を広げていく体験を通して、「ひらかれたwe」の社会の可能性のをより多様な人たちとともにうねりにしていきたいという思いもより強くなりました。

それぞれが持つ異なる「自然」や「時間」を行き来し、あらゆる存在への想像力を拡張し、世界を感受し、問いを広げ、多様な人たちの手元から「ひらかれたwe」の未来のひとひら繋ぎ合わせて広げていく。そんな冒険を、子どもたちと、子どもに関わる一人ひとりと共にしていきたい。そんな願いから、ReframeLabというプロジェクトを本格化してきました。


ReframeLab 2020:「あそび」から複雑な世界を感受していくプロジェクト 企画背景

私たちが「ひらかれたwe」の社会へのプロセスを育むことを自分たちの存在意義としてきた背景には、時代や空間を超えてこの世界を共にする存在それぞれの世界を壊すことなく、それぞれがwellbeingに共に存在していくことはできないのかという問いと、そのためにプロセスを育んでいきたいという強い願いがあります。

そして、このプロセスを育む一つの鍵は「想像力」と、本来の生態系や私たちの持つ「レジリエンス」であると考えています。

「想像力」と「レジリエンス」は市民性の醸成でも大切にしている鍵でもあります。

たとえば、森には、何万年もの土壌で育まれた、幾種もの生命たちの「記憶の地層」が存在しています。私たちが暮らす街の中にも、いまを生きる人間や他種の生命、機械、そしてもう存在していなくとも、無数の生命の記憶が刻まれています。その記憶に身を置き、想像を広げた時、私たちは歴史を紡いできた異なる多様な物語から何を感じ、受け取のでしょうか?どんなバトンを次の時代に渡していくのでしょうか?

人智を超えた複雑な生態系が変化しながら今存在している、そのレジリエンスに私たちは何を学ぶのでしょうか?

これからの社会を「目に映るもの」だけで考えるのではなく、かつて存在していた様々な生命や非生命、そして人の痛みやレジリエンスといった“ミエナイモノ”への気配を感じ、想像し、それぞれの多様なる自然を行き来していく。これからの社会を手探りで紡ぎだしていくプロセスを、2020年度は、誰もが持っていた「あそび」を手がかりにつくっていけないかと考え、「ミエナイモノとあそぶ - Immersive Experience」をテーマに、生命・異世界・社会をつなぎ、「あそび」から複雑な世界を感受していくプロジェクトを実施しました。

*あそび(大和言葉) …  異界とつながること*遊 … 「神が自由に行動する」から転じて「人が心のおもむくままに楽しむ」


ReframeLab 活動概要

これまでの事業を通して大切にしてきたこと、行なってきたことについての詳細は、以下のReframeLab公式webサイトをご覧ください。

Webサイト
Reframe Lab / あそびとまなびのプラットフォーム


いま目にうつる世界は、見方次第でいかようにも変容する。あらゆる角度から世界を「リフレーム」することをテーマに、医療、福祉、教育、アートなどの異分野をつなぐプラットフォーム。
さまざまな生命と共にあることへの想像力を育み、新たな「まなび」と「あそび」を開発していきます。

Reframe Lab 公式Webサイト▶︎ https://reframe-lab.com/

展覧会+トークイベント|7月22日〜8月9日開催
「もるめたも展 - あそびとへんしんの研究所」

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「ミエナイモノとあそぶ」をテーマに、様々なアーティストとの協働により、“ミエナイモノ”を感じ、体験し、その想像力を耕す「あそび」のプログラムを開発してきた、2020年度。その成果のひとつとして、一冊の本とアニメーション『もるめたも』が誕生しました。
2021年7月22日から東京都新宿区の「ケーススタディスタジオBaBaBa」にて展覧会を開催しますので、足をお運びください。 ▶︎ 展覧会詳細はこちら

映像コンテンツ、ガイドブック
ミエナイモノとあそぶ アニメーション & 絵本『もるめたも』

それまで「自分」だと思っていたものが、あるとき水に、鳥や風に、土 中の菌から宇宙にまで゙変容していくメタモルフォーゼ(変容)の物語。 物語の原作は Reframe Lab、絵本・アニメのビジュアルを担当するのはアーティストのひらのりょう氏、音楽は OLAibi 氏、ナレーションにコムアイ氏を迎えて制作しました。また絵本には「あそびとまなびの観察ノート」と題して、大人向けのコラムページと、 Reframe Labが゙開発してきたワークショップのあそびかたガイドを掲載。「あそびの可能性」をテーマに、多様な領域の方々によるコラムを収録しています。 ▶︎ 映像コンテンツ・ワークブック詳細はこちら

このプロジェクトは、来年、そして再来年と、地域を超え様々な子どもたちとすでにある未知なる世界を探り、描く冒険として続いていきます。


◉主催:認定NPO法人PIECES

◉共催:一般社団法人Whole Universe

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人々の想像力を拡張するアート&サイエンスのプラットフォーム。キュレーション、メディア制作、アートプロジェクト、教育、異分野が集う研究会やプラットフォームの構築など、日々ありとあらゆる実践に取り組む。主なプロジェクトに、アートサイエンスメディア「Bound Baw」運営、JST/RISTEX「人と情報のエコシステム(HITE)」メディア・コミュニケーションなど。(代表理事:塚田有那)

◉運営メンバー:Reframe Lab

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この社会に潜む、見えない境界や抑圧を見つめ、そこから解放され、一人ひとりが自身の生きる世界を変容しながら生きていける社会構造を探求し、実践していくプロジェクト。2018年4月に始動。

メンバー:小澤いぶき(児童精神科医/NPO法人PIECES代表)、塚田有那(キュレーター/一般社団法人Whole Universe代表)、清水聡美(企画制作・コーディネーター)、富樫多紀(カルチュラル エデュケーター)、和田夏実(手話通訳士)、岡本真梨子(カウンセラー・サイコエデュケーター)、古屋遥(演出家・クリエイティブディレクター)。

お知らせ|PIECESはミャンマー情勢に対する声明の呼びかけ団体になりました

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現在、アジアでは、make funを合言葉に、国を超えて市民同士が市民性を通して非暴力的な方法で協働・連携するいったうねりが、今回のミャンマーの動きに象徴されるように起きています。その非暴力の民主化運動の広がりの過程において、市民自身が自分たちの消費行動を問い直したり、活動に必要なものをお互いに補完しあったり、助けが必要な時に助け合うと言った市民性を通した繋がりやエンパワメントが生まれています。

私たちは、このことを決して遠い誰かのことではない自分たちにも関わることだと考えています。

日本においても基本的人権や尊厳が侵害される状況はまだ存在し、そこに対してなんとかしようとしている国内外の人たちがいます。


だからこそ、今回、私たちは、地球上に共に生きる人として、「市民性」を自分たちの実践を通して社会に開き、働きかけていくこと、「ひらかれたwe」というあり方を自分たちが実践することを軸として今回の判断をしました。みなさんと一緒に一人の市民として見つめて、受け取り、対話をし、働きかけていくといった市民性を、日本社会においても、さまざまな組織や人たちと共に耕していけたらと考えています。

※補足1※
「ひらかれたwe」は、PIECESで紡いだ言葉です。それは、私という存在が、社会や地球環境と相互に響き合うような「we」の感覚をもって社会で起こることを捉え、応答していく。つねに他者や環境へ「ひらかれた」状態にあり、お互いに影響しあい、揺れ動きながら存在していることを感じながら物事を見つめ、受け取り、働きかけていくあり方のことを指します。

今回、私たちは、ミャンマーの市民社会の人権を守るための声明の呼びかけ団体になりました

呼びかけ団体になるにあたり、以下の3点について検討しました。

1)PIECESのミッションである市民性醸成に即すものであるか。

2)本件に対して声をあげることが、市民社会において大切な基盤となる、社会としての基本的人権や尊厳の尊重、充足を促進するプロセスにつながるか。

3)ミャンマーの市民社会にとって、声明で要求する内容が基本的人権の侵害を助長する可能性はないか。また、ミャンマーの市民が望む社会と相反していたり、道のりを阻害する可能性はないか。

これらの点について、私たちは以下のように考えています。

1)現在、ミャンマーでは深刻な人権の侵害が行われています。同じ時代に国や民族、思想や宗教を越えて共にこの地球に生きる市民の切なる声を受け取った私たちが、そのことに応答していくこと。それは、私たちPIECESが大切にするに市民性そのものであり、そのあり方、態度を示すことが私たちなりの市民性の発揮の仕方であると考え、今回声をあげるという判断をしました。

※補足2※
私たちの考える市民性は、物質の所有や消費、あるいはイデオロギーや特定の価値観に自分の人生の主導権を握らせることなく、自分自身の願いに目をむけ、自分の時間を生きることを通して、社会に働きかけていく態度や作法のことをいいます。これは、自分自身の感情、目の前にいる相手の言葉や表情、自分が暮らす地域の営み、事件や紛争、気候や自然環境の変化ー私たちが生きる社会に起こるさまざまな事象を、ありのままにみつめようとすること、私たちがつながりや相互作用の中に生きていることをに身を置き、気づかずにいたさまざまなことを受け取ること、すでにあった新たなことを受け取った一人ひとりが、さまざまな存在と影響しあっていることを意識しながら世界にはたらきかけ、多層的に循環を生んでいくということでもあります。
・市民性についての詳細はこちらをご覧ください。 

2)市民社会における人権の侵害に対して、反対の意思を示し、基本的人権とは何か、尊厳とは何かを問い、対話し、自分たちのこととして手元からそれらを紡いでいくことが、基本的人権の尊重と充足のプロセスに協働し、市民社会のエンパワメントしていくことにつながると考えました。

3)一方で、すべての事柄を実行するには、作用と反作用があります。そこで、今回声明で要求する各論に関して、ミャンマーの市民に対して及ぼす影響についても考えました。たとえば、経済的制裁がもたらされるかもしれないことによる影響、孤立化により起こりうる国家体制への影響について、複数の人へのヒアリングや、実際ミャンマーの市民との繋がりのある人の声などを聴きながら検討しました。

実際、これがどのような影響となるかの正解がないからこそ、自分たちのあげた声が短期的、長期的にどのような影響を及ぼすのかをきちんと見つめ、実際の現地の方の声を聴き、発起団体の方々、また葛藤があるからこそ声をあげないという選択をした方々と試行錯誤していきたいと考えています。

以上を踏まえて、今回呼びかけ団体に加わりました。

(以下、声明全文)


2021.03.18

内閣総理大臣 菅 義偉様

共同声明

私たち日本の市民社会は、日本政府に対して、ミャンマー市民の人権を守るためのアクションを求めます


2021年2月1日、ミャンマー国軍は、アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)が大勝した2020年11月の選挙で不正投票があったと主張し、クーデターを起こしました。ミャンマー国軍によって、民主的に選ばれたスーチー氏を含むNLD関係者が拘束され、一年間の「非常事態」 が宣言されました。クーデターが解除されなければ、独裁的な軍事政権により、市民の人権や民主主義が再び長期的に阻害される深刻な状況です。

クーデター発生以降、子どもや学生も含め、大勢のミャンマー市民が各地でCDM(市民不服従運動)と呼ばれる、あくまで非暴力・平和的に民主化を求めるデモを行っています。これに対し、旧選挙管理委員会の職員、民主活動家、作家、デモに参加した医師や公務員、学生、会社員など、3月17日時点で2100人以上もの人々が「ミャンマー国軍」に逮捕、拘束されていると批判されています。さらに、武器を用いた暴力的な弾圧が各地で行われ、子どもや学生までも含む多数の負傷者に加え、報道によれば3月15日時点で子どもを含む180人以上もの死者が出ています。また、報道関係者への圧力も強まっており、AP通信所属のミャンマー人記者が訴追されたほか、地元メディアの記者も多数拘束され、3月8日夜には、ミャンマー国軍は国内の5つの主要メディアの免許を剥奪したと発表しました。

これ以上、ミャンマーでの市民に対する人権侵害を悪化させないために、ミャンマー国軍に対し、今すぐ強い働きかけを行うことが求められています。

クーデターや現在進行中の人権侵害に関して、国際社会は選挙で選ばれたミャンマーの指導者を解放するよう求める声を上げ、また、ミャンマー国軍に対する制裁も実施されるなどしています。一方で、日本政府は、軍とのこれまでの関係性に基づく対話を続けているとしていますが、その間にも多くの市民の命は奪われています。報道によれば、日本政府は政府開発援助(ODA)の新規案件の採択を当面停止する措置をとるとしたものの、ミャンマー国軍に裨益する可能性は否定できない継続中の案件に関する言及はなく、果たしてミャンマー市民の基本的人権を守るために十分な効果をもたらすのか、疑問があると言わざるを得ません。

私たち日本の市民社会は、ミャンマーの民主主義を守ろうと立ち上がっているミャンマーの市民社会に対して連帯を示すとともに、日本政府に対し以下を求めます。


1 ミャンマー国軍に対し、平和裏に抗議する市民への人権侵害行為の停止を即刻求め、アウンサンスーチー氏、NLD関係者、及び不当に逮捕、拘束された人々の解放を求める日本政府による声明を私たちは強く支持し、日本政府が更にそのことをミャンマー国軍に対して要請すること。


2 ミャンマー市民の生活に直結する事業や人道支援、医療支援をさらに強化し、その他の日本のODAについては、継続中の案件も含めて直ちに停止すること。


呼びかけ団体

  • NPO法人アジア女性資料センター

  • 市民社会スペースNGOアクションネットワーク(NANCiS)

  • 精神障害当事者会ポルケ

  • 特定非営利活動法人移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)

  • 認定NPO法人ARUN Seed

  • 認定NPO法人国際協力NGOセンター(JANIC)

  • 認定NPO法人DPI日本会議

  • 認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ

  • 認定NPO法人PIECES

  • 反差別国際運動(IMADR)


312の賛同団体及び個人の内訳は以下の通りです。

・団体名公表 155

在日韓国人問題研究所(RAIK)/外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会(外キ協)/公益社団法人アジア協会アジア友の会/法と言語研究室/小規模NGO研究会/北朝鮮人権人道ネットワーク/札幌アイヌ協会/リンクルージョン株式会社/starharbor.asia.pte.ltd/TIAM Limited/チベットを知る会 (Free Tibet Fukuoka)/北朝鮮人権人道ネットワーク/株式会社Little Japan/特定非営利活動法人芸術家の村/(公財)富坂キリスト教センター/NPO法人SDGsネットワークやまなし/「ミャンマー(ビルマ)の人びとによる民主化運動を支持する在日本有識者・ジャーナリスト声明」事務局/株式会社BonZuttner/正義を求める会/一般財団法人人権財団/アミーウェイズ株式会社/ハイチ友の会/野毛坂グローカル/三多摩合同労組・ゆにおん同愛会/多文化共生関門ネットワーク/アジア開発銀行福岡NGOフォーラム/(特活)草の根援助運動/特定非営利活動法人アジアキリスト教教育基金/NPO法人地域国際活動研究センター/特定非営利活動法人 沖縄NGOセンター/認定NPO法人WE21ジャパン/おおた女性議員を増やす会/アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)/日本ビルマ救援センター/市民外交センター/認定NPO法人WE21ジャパン・ほどがや/ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会(BLAR)/特定非営利活動法人 CHARM/おひさま冒険団/北海道NGOネットワーク協議会/NPO法人さっぽろ自由学校「遊」/ATTAC Japan首都圏/特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター/国際協力NGO NESTEP/ピースボート/民主中国陣線日本支部/タビト學舎/武器取引反対ネットワーク(NAJAT)/日本基督教団 牧師(個人)/認定NPO法人 国際協力NGO・IV-JAPAN/そうみ-移民女性自立の会(SEWMi)/国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ/特定非営利活動法人日本NPOセンター/一般社団法人Earth Company/公益社団法人子ども情報研究センター/公益財団法人日本YMCA同盟/NPO法人 名古屋NGOセンター/特定非営利活動法人埼玉NGOネットワーク/特定非営利活動法人 横浜NGOネットワーク/NPO法人 CWS Japan/イランの障害者を支援するミントの会/名古屋NGOセンター政策提言委員(個人)/NPOイランの障害者を支援するミントの会(個人)/日本語初級教授法研究会 会員/おやじ東京/連連影展FAV(フェミニスト・アクティブ・ドキュメンタリー・ビデオフェスタ)/有限会社シンセーロ/認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)/ケイティー/(特非)地球市民ACTかながわ/一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク/フツーのLGBTをクィアする/株式会社ライジングサン/I女性会議/Yan Paing Oo/認定NPO法人 国際子ども権利センター(C-Rights)/全国「精神病」者集団/株式会社エイトプラネット/カサ・デ・アミーゴス/NPO地域づくり工房/一般財団法人CSOネットワーク/人権ネットワーク・東京/特定非営利活動法人岡山NPOセンター/すべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク(RINK)/一般社団法人ユースデモクラシー推進機構/合同会社喜代七/一般財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団/NPO法人SEIN/NPO法人おっちラボ/公益財団法人埼玉YMCA/特定非営利活動法人シェア=国際保健協力市民の会/みんなね広場ハンマダン/一般社団法人環境市民プラットフォームとやま(PECとやま)/株式会社YOUI/一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター/NPO法人Little Bees International/認定NPO法人 ACE/認定NPO法人テラ・ルネッサンス/認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会/認定NPO法人 じゃっど/三菱総合研究所(個人)/特定非営利活動法人えひめグローバルネットワーク/チベット友の会・Students for a Free Tibet Japan Mie chapter/特定非営利活動法人東京労働安全衛生センター/認定NPO法人CFFジャパン/認定NPO法人環境市民/日本基督教団部落解放センター/特定非営利活動法人持続可能な開発のための教育推進会議(ESD-J)理事会/公益財団法人日本YWCA/公益財団法人アジア保健研修所(AHI)/特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク/HerStory Japan/VEC(Villa Education Center)/特定非営利活動法人 AMネット/松江NPOネットワーク/EXVISION Myanmar Co., Ltd./一般社団法人SDGsコミュニティ/Social Connection for Human Rights/玉川聖学院/横浜YMCA/学生YMCA/社会福祉法人 大阪ボランティア協会/公益財団法人公害地域再生センター(あおぞら財団)/認定NPO法人日本ファンドレイジング協会(個人)/さっぽろ法律事務所(個人)/認定NPO法人開発教育協会(DEAR)/ノット・フォー・セール・ジャパン(NFSJ)/難民ナウ!/認定NPO法人アクセスー共生社会をめざす地球市民の会/民主主義の未来研究会/Voices of Women Media/JVC九州ネットワーク/かものはしプロジェクト/特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン/収容ではなく安心安全な暮らしを/特定非営利活動法人 関西NGO協議会/市民ボランティアかなう/(特活)アジア女性自立プロジェクト/NPO法人監獄人権センター/公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本/公益財団法人神戸学生青年センター/精神障害者権利主張センター・絆/DPI北海道ブロック会議/NPO法人神戸定住外国人支援センター/特定非営利活動法人国際地雷処理・地域復興支援の会/NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン/認定NPO法人WE21ジャパンひらつか/日本エゴマ協会株式会社フードソリューションズインターナショナル/北海道大学経営倫理研究会認定NPO法人/高木仁三郎市民科学基金特定非営利活動法人/地雷廃絶日本キャンペーン(JCBL)/pepeと香港映画を観る会/豊島・生活者ネットワーク/新医協(新日本医師協会)/一般社団法人シェア・ザ・プラネット認定特定非営利活動法人APEX/NPO法人エクアドルの子供のための友人の会(SANE)

・団体名非公表及び個人 157(うち団体15)


最後になりますが、今回この思考プロセス及び葛藤を共有したのは、
私たちも一人の市民として、この社会を生きるさまざまな人たち共に、今回に限らず、世界で起きるさまざまことへの関わりを受け取り、問い、お互いの願いを聴き、対話し、試行錯誤していきたい。そして(それぞれの権利と尊厳が尊重される)豊かな市民社会を共に育みたいと考えているからです。

私たちは自分たちのあり方を軸に今回の決定をしました。けれど、それぞれが何を軸に判断するのかはさまざまだとも思います。私たちが正解を持っているわけではないからこそ、さまざまない意見を持つ人たちと、あるいは意見を持たない人たちと、共に考え話し、働きかけ続けていきたいと考えています。


認定NPO法人PIECES 代表理事 小澤いぶき

Yahoo!基金様の「災害復興みらい募金」からご寄付をいただきました

この度、Yahoo! JAPANさまが2006年に設立した「自然災害や感染症に対する支援」と「インターネット社会の安全で健全な発展への貢献」をテーマに活動する非営利団体Yahoo!基金さまの「災害復興みらい募金」からご寄付いただきました。

長期化している新型コロナウイルス感染症の拡大が様々な影響を与えている中、新型コロナウイルス感染症を要因とした子どもや女性への支援を行っている団体として、選んでいただけたことを感謝しております。
コロナ禍での子どもや女性の心のケアや保護活動を目的として活用いたします。

・Yahoo!基金さま お知らせページ https://kikin.yahoo.co.jp/info/2021/011916.html
 寄付日:2021/1/15
 寄付額:100万円
・寄付ページ 【あなたの寄付が2倍】次の災害にそなえる「災害復興みらい募金」

Thanks for piece|PIECESより年末のご挨拶

2020年もありがとうございました!

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2020年はみなさまにとってどのような一年間だったでしょうか。
新型コロナウイルスが猛威を振るい、未だ先の見えない不安な状況が続いていること。誰もが予想しなかった1年であったことは確かだろうと思います。

そんな2020年、コロナ禍において様々な社会問題が顕在化する中で、子どもに関する状況も一層深刻さを深めました。未だコロナとの関連性は不明ですが虐待相談対応件数は前年度から3万件増え、速報値では約19万件。在宅時間が増えたことにより、家庭での時間も増加することでストレスが増えたり、コロナいじめといった問題も発生したりしています。

そんな中で私たちPIECESは、子どもたちの心の孤立に寄り添い、信頼できる他者を増やす取り組みを一層進めてきました。コロナ禍でメディアの事業を始めたり、他団体との協働も増えた1年でした。

  • 3月 とどけるプロジェクト開始

    情報を必要とする人に必要な情報を届けるメディア「とどけるプロジェクト」で情報発信を始めました。

  • 4月 発信ポリシーを公開

    PIECESが出すアウトプットにおけるポリシーをお伝えしました。

  • 5月 若年妊婦の居場所projectHOME

    NPO法人ピッコラーレさんと協働し東京都豊島区に若年妊婦のための居場所を立ち上げ。クラウドファンディングも実施しました。

  • 6月 4周年経営体制を刷新 & 寄付キャンペーンを実施

    4周年を迎えたPIECES。新理事・幹事を迎え、新体制となりました。また、周年イベントを皮切りにPIECESメイト(月額寄付者)を募るキャンペーンを実施し128名の方に新規で寄付者になっていただきました。

  • 7月 CforC2020スタート

    PIECESのメイン事業Citizenship for Children。実施場所:水戸・奈良(new)・地域横断(new)。実施コースを2つ増設:基礎知識コース(new)・一般コース・探求コース(new)。

  • 11月 虐待防止月間企画

    タレントの福田萌さんをゲストにイベントを開催。また虐待防止月間に知ってほしい情報をまとめた記事を公開しました。

  • 12月 年末の寄付キャンペーン

    新たに66名の方にPIECESメイトになっていただきました。単発でのご寄付も50名以上の方からいただきました。

そのほかにも、新たな職員が4名加わりコアスタッフは9名となったことや、年間36本(!)のイベントを開催したことなど、歩みを何歩も進めることができました。これらはひとえに、応援いただく皆様の力があってこそです。本当にありがとうございます。



違う正しさや価値観、文化を持つ私たちが共に在れるような、優しさが循環していく寛容な社会をつくりたい。今を生きる子どもたちの声を聴き、共に描き、つくっていきたい。

一見遠回りに見えるPIECESの取り組みを、たくさんの方に応援いただき、共に歩みを進めてこれたこと、本当に嬉しく心強く思っています。

2020年、みなさまにとって暖かな一年であったことを。ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。


「寄付納め」しませんか?

PIECESの活動はご寄付によって支えられています。

詳しくはこちら

来年度までに「500名」のPIECESメイト(月額での継続的なご寄付者)を集める挑戦をしています。

ぜひこの機会に、仲間になってくださったら嬉しいです。

【寄付キャンペーン】子どもたちの声なき声をみつめる社会へ

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子どもたちの声なき声をみつめる社会に 寄付キャンペーン2020|#ひろがれPIECES

2020年、PIECESは事業を前年度の約3倍の規模で実施してきました。地域数を増やし、実施プログラムも2コース増設することができました。

この活動の広がりは、皆様からのご寄付と助成金から成り立っています。初動のベースを支えていただいた助成金は一時的なものであるため、来年度以降も今ある活動を続け、さらに他の地域へ広げていくためには、継続的な支援が必要です。

来年以降も活動を持続・発展させていくために今回、12月20日までの期間限定で「PIECESメイト(月額寄付者)を100名」募る寄付キャンペーンを実施します。

地域数を拡大し安定して届けるために、支える仲間PIECESメイトが必要です

地域展開を継続し、新たな地域でプログラムを発展させるためには、来年度までに500名のPIECESメイト(毎月の継続的な寄付者)が必要です。現在281名のPIECESメイトに支えられているPIECESですが、今回のキャンペーンでは来年度までに500名という目標を達成するための大きなステップ、「100名のPIECESメイト」を集める挑戦をします。

これまで大切に紡いできた子どもたちとの優しい間をこれからも、そしてもっと遠くまで広げたい。

大切な一歩をあなたと共に踏み出せたら嬉しいです。

概要

実施期間:2020年11月16日〜12月20日
目  標:100名の新たなPIECESメイト


吉本興業株式会社様からご寄付をいただきました

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吉本興業株式会社さまが2020年4月21日よりスタートされた、自宅からスマートフォンやパソコンなどで手軽にコンテンツが楽しめるプロジェクト「#吉本自宅劇場」。

その収益の一部をPIECESにご寄付いただくこととなりました。

コロナ禍で子どもや子育て家庭にも様々な影響が生じる中、子どもを支える環境づくりに取組むPIECESの活動に賛同いただき、今回のご支援が決定しました。このような機会とご縁をいただけたことに心から感謝いたします。

『自宅にいながら人々のもとに「笑顔」を届ける』をコンセプトに実施される本プロジェクト。様々な環境に生きる子どもたちの周りにも「笑顔」が届くよう、私たちの活動に活かしてまいりたいと思います。

・吉本興業さまお知らせページ https://www.yoshimoto.co.jp/.../news/media/media200722.html

・吉本自宅劇場のページ(サムネイル用リンク)https://yoshimoto-live.com/

ゴールドマン・サックス様からのご支援により、都内で新たなプロジェクトが始動します!

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認定NPO法人PIECES(ピーシーズ)は、ゴールドマン・サックス様より、1,500万円のご寄付をいただきました。これにより、都内で子ども支援に取組むNPO等と連携し、ストレス下にある子どものメンタルヘルスケアプロジェクトを実施します。

PIECESはこれまで、安心して頼れる人がいない環境で、他者や社会への信頼感を失ってしまう「子どもの孤立」を防ぐために、多様な人たちの優しさや想像力があふれる環境を子どもたちの周りに育む活動を展開してきました。その中心事業である「Citizenship for Children」では、ひとりの市民として子どもと関わる上でのマインドセットやアクションについて学び、探求する約6か月のプログラムを実施してきました。

これらの活動を通じて、専門的なケアや緊急的な支援が必要になってからではなく、子どもが安心を感じられる存在や環境を平時から築いていくことの重要性、そして専門家でなくてもその日常を支えていける可能性を強く感じています。

今回は、これまでの取組で得た知見と専門性をもとに、子どもの居場所作りや学習支援を展開する事業者と連携し、子どもにとっての日常空間を通してメンタルヘルスケアに取組めるようなモデル作りを行っていきます。「Citizenship for Children」で取組んできた市民性醸成のアプローチはそのままに、ストレス下にある子どもが日常を過ごす空間だからこそ可能なケアや関わりについて学び実践する人を増やしていきたいと考えています。

日本の持続的成長と地域発展のために、子ども期の支援を重要な社会的投資として位置づけるゴールドマン・サックス様のサポートにより、都内で取組を実施し、モデルの確立と展開を目指します。


◆ゴールドマン・サックス証券株式会社 代表取締役社長 持田昌典氏からのメッセージ

ゴールドマン・サックスは10年以上子ども支援に取り組んでいますが、子ども達が抱えるトラウマや自己肯定感の低さが、健全な成長や将来への夢を持つ妨げになっていることに問題意識を持つようになりました。新型コロナに起因する自粛生活により子どものストレス状況が悪化する可能性が高まっている今、メンタルヘルスケアの重要性を感じています。



プレスリリースはこちら

子どもが孤立しない地域をつくる 「Citizenship for Children」プログラム2020募集スタート!

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◎子どもが孤立しない地域をつくる
「Citizenship For Children」プログラム

今期は、地域のなかで実施する約6か月間のプログラムをオンライン化し、茨城県水戸地域で行うクラスに加え、奈良県大和高田地域で行うクラスと、居住地域問わず全国から参加できるクラスを増設いたしました。

また、より多くの方々がご参加いただけるよう、基礎知識のみを学ぶコースなどもオープンすることになりました。多くの方々のご参加お待ちしております。

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◎こんなひとにおすすめ


✔ ライフワークとして子どもや地域に関わることをしたい
✔ 働きながらできることを探したい
✔ 子どもの孤立や関わり方を学びたい
✔ 自分のこと、子どものことを深めたい
✔ 地域を超えて、同じ想いを持った仲間と出会いたい


「ひらかれたweの社会」の実現に向け、 認定NPO法人PIECESが経営体制を刷新

子どもの孤立の解消をミッションに掲げ、子どもたちの生きる地域で市民性醸成に取り組んできた認定NPO法人PIECES(本社:東京都文京区、代表理事:小澤いぶき、以下、PIECES)はこの度、子どもの孤立が解消された「ひらかれたweの社会」の実現に向けた活動を拡充させるため、経営体制を刷新いたしました。また、それに伴い6/21(日)にイベントを開催いたします。


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◯  子どもたちの孤立を生まないために。地域で子どもたちとかかわる市民向け研修を届けてきた4年間

PIECESは、児童精神科医として10年以上医療・行政の現場に携わってきた小澤いぶきが、子どもたちや社会のwell-beingのために立ち上げた団体です。

私たちがこれまで、医療や専門機関で出会ってきた子どもたちは、虐待や貧困などの環境の中で、痛みや心の傷を一人で抱え、孤立の中で頑張って生きていました(孤立とは、ここでは、安全に頼れる誰かがいない環境で、他者や社会への信頼感を失っている状態を意味します)。

私たちは、孤立が深刻化する前に、多様な人たちの優しさや想像力があふれる環境を子どもたちの周りに育んでいくことが必要であると考え、活動をスタートさせました。具体的には、地域で子どもたちによりそう市民を増やすための研修プログラム(Citizenship for Children)の実施や、企業や行政、一般向けの研修・講座などを実施し、述べ3,000名以上に研修を届けてきました。



※Citizenship for Childrenプログラムとは

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私たちがこれまで実施してきた、Citizenship for Childrenという市民向けの半年間にわたる研修プログラムでは、子どもたちや地域のためになにかしたいという願いをもった方々とのたくさんの出会いがありました。私たちは、そうした出会いの中で、私たち自身も変化し続けながら、地域や子どもたち自身の中にある、未来への願いを探求してきました。



◯  一人ひとりが自分の手元から社会を紡ぎ続けていくプロセスの重視へ

現在の取り組みを通して、私たちには気がついたことがあります。それは、子どもの孤立を解消していくためには、まるで部品の欠陥や不備を交換するような機械論的なアプローチでは根本的な解決にはならない、ということです。私たちの生きる社会は、1対1の原因と結果で説明できる単純な構造ではなく、さまざまな要素が複雑に影響しあいながら成り立っています。そのため、1つの課題を1つの解決策で解決しようとしても、他のところに歪みや矛盾が生じることが少なくありません。例えば、虐待の原因は養育者だけにあると決めつけ、養育者を責めるだけでは、虐待という課題そのものを根本的に解決するのは難しいですし、そのことが新たな差別を生んでしまうおそれもあります。また、子どもたちを取り巻く環境を含む社会そのものが常に変化し続けていますので、特定の課題の解決のみに捉われてしまうと、新たに立ち現れてきた別の課題に対応することが難しくなってしまいます。

だからこそ私たちは、複雑な社会を1つの有機的な存在、いわば生命体として捉え、たった一つの最適解という幻想を盲信するのではなく、一人ひとりが生きる一瞬一瞬のなかで、自分たちの手元から社会に関わっていける仕組み・プロセスそのものを作っていくことが大切だと考えました。




◯  新しい時代の中で、「ひらかれたweの社会」の実現に向けて

私たちは、常に他者や外部環境へ「ひらかれた」状態にあり、お互いに影響しあい、揺れ動きながら存在しています。また、現在拡がっている新型コロナウイルス感染症を含め、私たち人類を取り巻く様々な問題(紛争などの国際問題や気候変動など環境問題、差別などの人権問題など)も、「個人」という枠組みだけでは捉え切ることができない、さまざまな要素が影響しあいながら発生しています。個人を越え、私という存在が、社会や地球環境と相互に響き合うような「we」の感覚をもって捉えてはじめて、「問題」とされていることが私たちに与えている影響の実態に近づくことができます。

私たちは、ひとりひとりがそのような「we」を実感できる未来を「ひらかれたweの社会」と定義します。そのような「ひらかれたweの社会」実現のためには、「市民性」醸成が鍵になると考えています。

ここでいう「市民性」とは、物質の所有や消費、あるいはイデオロギーや特定の価値観に自分の人生の主導権を握らせることなく、自分自身の願いに目を向け、自分の時間を生きることを通して、社会に働きかけていく態度や作法を指しています。それは、個人の能力や結果の優劣を問うものではなく、他者や社会との相互作用のなかで、その瞬間瞬間に立ち現れる、連続的な状態でもあるともいえます。

だからこそ私たちPIECESは、常に市民性を意識し実践し続ける場所(コミュニティ)づくりと、それを支える持続的な経営を目指していきます。



市民性醸成を広い視野で、持続的に支える経営基盤へ

私たちは時代を超えて、子どもを取り巻く環境に働きかけ、市民性を実践し続けていくためには、グローバルな視点や歴史的な視点を踏まえた上で、現在起きている現象を見渡していく広い視野が必要であると考えています。それは、局所的な判断に捉われるのではなく、今みえていない誰かへの想像力を養う必要があるからです。また、市民性醸成の活動は、短期的にわかりやすい成果が出るわけではなく、継続的に行っていくことが重要です。そのため、理事には、幅広い知見を持ち、多くの社会起業家が紡ぐ「いまこの瞬間」に関わる小野田峻弁護士、メンタルヘルス領域で起業し、現在は幅広い領域での起業家支援を行う荻原国啓氏を迎え、市民性醸成のための広い視点をもちながら持続的な事業展開を目指します。また、監事には、市民性の醸成において土台となる「人権」を軸にビジネス支援を行う佐藤暁子弁護士と、数多くの非営利団体の経営を会計・税務面から支えてきた長田和弘税理士を迎え、健全な経営を目指すことにいたしました。



理事

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小野田峻

小野田髙砂法律事務所

盛岡で東日本大震災に遭遇したことをきっかけとして、東京弁護士会内有志の津波被災地訪問企画を立案し、継続的に実施。

2016年11月には、ソーシャルスタートアップ向けシェアオフィス(social hive HONGO、以下shH)併設の小野田髙砂法律事務所を本郷三丁目にて開業(2018年7月には増床。2020年6月時点で、shHに入居している団体は19社)。支援先の団体が向き合う社会課題は、シビックテックや救急救命、日本酒など伝統文化、介護、食と演劇、子ども・若者支援や社会福祉の現場のデザイン、女性の両立不安の解消、出生前検査など多岐にわたる。

法務支援を中心とするビジネス横断的支援にとどまらず、社会課題解決に関連する各種リソースを有機的に連携させることにより、広くソーシャルチェンジメーカーの多様な可能性を未来に繋げる活動を行っている。

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荻原国啓
ゼロトゥワン株式会社 代表取締役社長,ソーシャルアントレプレナーズアソシエーション(SEA)代表理事,ピースマインド共同創業者

慶應大学在学中に個人・組織のメンタル面のサポートする社会企業のピースマインド(株)を創業。人と組織の「はたらくをよくする®」メンタルヘルス支援プログラムを提供するアジア最大手企業として、上場企業を中心に1000社以上の支援をするパイオニア企業に成長。2016年ゼロトゥワン設立。社会インパクト起業家輩出のために経営支援、投資育成事業を展開。2018年ソーシャルアントレプレナーズアソシエーション(SEA)を社会起業家メンバーと設立、共同代表理事。ライフワークとしても業種業界問わず多くの起業家/経営者のメンター・エンジェルとして活動中。


監事

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佐藤暁子

ことのは総合法律事務所

上智大学法学部国際関係法学科、一橋大学法科大学院卒業。International Institute of Social Studies(オランダ)開発学修士号(人権専攻)取得。

2010年、名古屋大学日本法教育研究センター在カンボジアにて日本法の非常勤講師。2017年、バンコクにある国連開発計画アジア・太平洋地域事務所にてビジネスと人権プロジェクトに従事。2018年より日弁連国際室嘱託、同国際人権問題委員会及び高齢者障害者権利委員会精神保健PT幹事。

バリューチェーン全体の人権デュー・デリジェンスを通じた責任あるビジネスの推進と精神科閉鎖病棟からの地域生活移行に取り組む。

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長田和弘

長田和弘税理士事務所

税理士法人勤務を経て2019年2月長田和弘税理士事務所を開業。中小企業・NPOに対するクラウドソフトによる会計支援、業務効率化支援を中心に実施。経営計画策定支援、資金調達支援、助成金・補助金申請、認定NPO支援などを得意とする

【所属】
長田和弘税理士事務所 所長
東京都中小企業診断士協会認定ソーシャルビジネス研究会 代表
一般社団法人ソーシャルビジネス・コンサルタントグループ 代表理事

【保有資格】税理士、中小企業診断士、准認定ファンドレイザー




6月21日、新しい経営体制で、アニバーサリーイベントを開催

この度の経営体制刷新を踏まえ、新理事・監事をゲストに迎え、アニバーサリーイベント「子どもとの優しい間があふれる「ひらかれたweの社会」にむけて」を開催いたします。ここでしかきけないひらかれたweの社会にむけた市民性やNPOの経営についてのお話させていただく予定ですので、参加希望の方は、以下の詳細ページをご覧くださいませ。

■イベント詳細
日時:2020年6月21日(日)14:00〜16:00
開催:オンライン(zoom)
詳細:https://anniversaryevent2020.peatix.com/

【採用募集】子どもが孤立しない地域をつくる「市民性醸成プログラム」に全国展開向けた人材を募集します。

認定NPO法人PIECESでは、活動を支えるメンバーを募集します。
子どもが孤立しない優しい社会 を全国で一緒に創りませんか?

市民性醸成の"輪"を、全国の地域や企業にもっとひろげていきたい

今年のPIECESは、より多くの方々とともに「市民性醸成」に取り組んでいきたいと考えています。
子どもに関わる市民を増やし、”優しい間” のあふれる地域をつくる「Citizenship for Children」を 様々な団体とコラボしながらオンライン配信なども取り入れ、全国で多くの地域のみなさまへ届けてまいります。
 
また、企業や団体の皆さま向けに研修会やワークショップも開催していきます。
 
こうして、”優しい間” を全国ひろげるため、多くのプロジェクトが立ち上がっていますが、正直人手が足りていません!
NPOの活動の裏にある様々な業務を通じて、一緒に「子どもの孤立」という社会課題に向かって歩んでいける
仲間を募集します!

【募集職種】  
①プログラム を 実施する
 エリアマネージャー 兼 ファシリテーター
②プログラム拡大 のための 基盤をつくる
 ファンドレイジング 担当スタッフ
③PIECESの事務、組織運営全般 を支える
 事務局スタッフ 

●採用に関する詳細は「採用」ページをご覧ください。
https://www.pieces.tokyo/saiyo2020

PIECESという一人ひとりの想いの集合体で働く

私たちPIECESという組織は、一人ひとり形の異なったピースでできた、集合体。
PIECESは誰かのものではなく、子どもたちの周りに優しい間のあふれる未来をつくる人の総称だと考えています。

まだ小さな組織だからこそ、PIECESの文化や仕組みを一緒につくっていける方のご応募をお待ちしています。

●募集の背景についてはnoteをご覧ください。
https://note.com/pieces_magazine/n/n1de25f4707bc


関心がありそうな方へのご紹介も大歓迎です。