イベントレポート|190417開催『未来をつくる』お金の使い方(後編)

『未来をつくる』お金の使い方

〜寄付の仕組みをつくる人・寄付を活かす人・寄付をする人、3つの立場から考えるお金の話〜

トークイベントを開催いたしました。

こんにちは。PIECESボランティアの中原です。今回は、4月17日(水)にfreee株式会社様の会議スペースをお借りして開催されたイベント「『未来をつくる』お金の使い方〜寄付の仕組みをつくる人・寄付を活かす人・寄付をする人、3つの立場から考えるお金の話」のレポートをお届けします。(後編)
前編はこちらから▶︎ https://www.pieces.tokyo/news/2019/5/1/19041701

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後半は3者によるクロストークということでコモンズ投信株式会社で子どもたちのお金の教室にも関わる馬越様にファシリテーターとして入っていただきました。


寄付を通して皆さんらしさを発揮できる

馬越:初めから寄付の視点を持って事業に取り組んだのはなぜでしょう?

渋澤:リーマンショックが大きな契機となりました。リーマンショックは渋澤ショックでもあったんです。オリジナルのSEEDCapの財源は機関投資家の運用資金でした。サイズが大きいのですが、リーマンショックで全てが解約されてしまいました。サステナブルでなかったんですね。長期的に継続させるためには、一般個人のつみたて投資の方が最適だと思ったんです。

そこでそれからは長期的な視点を取り入れた事業を主に行ってきました。そして寄付は長期的な社会の成長を考える上でとても重要なものでした。

馬越:SEEDCapでは2018年にPIECESが寄付先として選ばれました。どうしてだったんでしょう?

渋澤:コモンズ投信でファンドに参加していただいている「お仲間」からの紹介や過去の起業家たちからの推薦など複数の要因がありました。そしてなによりも小澤さんの話し方って素敵じゃないですか。メッセージもとても素敵ですよね。ただ、なによりもSEEDCapの寄付先選定の中で「お仲間」からの声で印象に残った瞬間がありました。それはあるとき、8歳の小学生の「お仲間」よりこんな声を聞きました。

「子どもが1人でいるのはいやだから。」
これはかなり決定打になったと思います。SEEDCapではその組織が寄付支援を通じて次のステップに行けることをお手伝いできることがポイントで、一緒に言葉のキャッチボールをしながら歩んでいけることを大事にしています。寄付を通してコモンズらしさや皆さんらしさを発揮できることが大切なことだと思うんですよね。

馬越:下山さんはどうやって寄付先を選んでいるのですか?PIECESを長期的に好きでいられるのには理由があるのでしょうか?

下山:やはり出会ったときの初めの印象で選んでいるように思います。ただ、それだけでは応援したい団体が多すぎて、どうやっても全部はお金が足りないので(笑)、実際に活動説明会などに足を運んでみて、活動の話などを聞いて寄付先とするかどうかを考えています。PIECESはスタッフみんながそれぞれ特異で多彩なメンバーが集まっています。だからそれがPIECESの目指す新しい関係性在り方を生み出すのではないかと思っています。

渋澤:だから名前がPIECESなんですか?

小澤:元々平和に向かうそれぞれの手に平和へのピースがあって、それをみんなが出し合うことで平和が繋がるよ、って意味でした。でも今の質問でこの問いを今後の組織体制にも生かしていこうと気づきを得ました。(笑)


伴走者としてのお金の出し手

2018年11月に発売された渋澤健氏の著書「寄付をしてみよう、と思ったら読む本」

2018年11月に発売された渋澤健氏の著書「寄付をしてみよう、と思ったら読む本」

馬越:コモンズ投信として組織を応援することをどのように捉えているのでしょう?

渋澤:組織も環境に応じて変化していくことが重要だと考えています。ダーウィンの進化論で説かれているように、環境に適応した種が最後には生き残ります。そのためにはダイバーシティも必要です。デコボコ感と言ってもいいかもしれません。組織も寄付もその在り方はいろいろあっていいし、寄付の楽しみ方ももっとバラエティがあっていいのではないでしょうか。

馬越:いぶきさんのお話の中でPIECESの財源は自主財源が多いとのことでしたが、PIECESにとってどうして寄付が必要なのでしょうか?

小澤:欧米と比べて、日本の非営利団体の資金源の特徴としては、公的な資金が占める割合が多いというデータがあります。PIECESとしては、権利の保障と、尊厳の尊重からこぼれ落ちていく人がいない、それぞれの尊厳の共存が可能な社会としての仕組みのあり方、保障のあり方に取り組んでいきたいと考えています。

そのためには、組織の方針が政治的な理由でで左右されない伴走者としてのお金の出し手が必要ですし、新しい仕組みを作るとなると独立性の担保も必要になります。そういった意味で寄付というのは一緒に新しい社会の形をつくっていく上でとても大切なものだと考えています。

下山:私もそこは非常に大切だと感じています。そういえば、もう一つPIECESの好きなところをお伝えしそびれてました。(笑)それは、支援者と被支援者という姿勢ではなく、個人を尊重する姿勢を組織として持っているところで、とても大事だと思っています。

馬越:昨年のSEEDCapでは、いぶきさんを推薦する声が過去一番多かったんです。ちょうど選考の時期、子どもに関連する悲しい事件が次々と起こっていたんです。今までSEEDCapに参加したことのなかったお仲間の人たちも、「何か自分にできることがあるのではないか」ということで、子どもに関わる問題に関わっているPIECESさんに想いを託す形となりました。今すぐ、自分にできることは何だろうということから「寄付」という考えが生まれたようです。このことから、寄付の即効力を改めて強く感じました。お金の流れの中で寄付が一番早く自分たちの想いを必要とされるところに届けてくれるものだと思いました。


民間が自ら将来の希望に向けてお金を使うこと

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馬越:それでは、そろそろお時間も近づいてきたみたいなので、最後に渋澤さん、1つだけ質問をさせてください。日本にとって今後寄付はどんな力を持っていけるでしょうか?

渋澤:最近驚くニュースがありました。それは一万円札に私のおじいちゃんのおじいちゃんである渋澤栄一が描かれることになったというニュースがあって。(笑)おじいちゃんのおじいちゃんは日本資本主義の父と呼ばれましたが、当時国力を高めようと考えていたんですよね。

つまり、国力を高めるために民間力を高めることが不可欠。でも散らばった状態ではあまり力がないので、民の力を合わせるために多くの企業や組織を立ち上げました。そこのメッセージ性を今に置き換えると、社会を作るのは政府ではなく、社会を作るのは民間であり、民間が自ら将来の希望に向けてお金を使うことが大切だということだと僕は考えています。

いいお金の使い方をさせて、お金を循環させることです。資本主義の導入も初めはそのように意図されていました。お札をタンスに入れてしまっておくのではなく、くるくる回していくことが大事です。民間の力で世の中を良くしていくには、寄付というものが大事な要素になってくると思います。寄付が回ればいい世の中になると私は思うのですけど、みなさんはどうでしょうか?

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自分のためにお金を稼いで豊かになろうという動きと、社会のために何か貢献しようという動きは、今その境界が揺らいできているのかも知れないと今日のお話を聞いていて思いました。利己と利他は相反するものではなく、寧ろお互いに補完し合うものでもあるのかも知れません。その境界をつなぐキーワードが「寄付」なのではないでしょうか。寄付の仕組みをつくる人、寄付を活かす人、寄付をする人の3者の視点からそれぞれの想いを感じることができ、こうしてこれからも多くの人の間で優しい繋がりと豊かな想像力から、社会の孤立が少しでもなくなり、あなたがあなたであることのできる社会に繋がっていくのかな、と社会に希望を信じることができた今回のイベントでした。


最後までお読みいただきありがとうございました。
私たちの「未来のお金」の使い方。いただいた寄付と想いを大切にこれからも活動していきたいと思います。

イベントレポート|190417開催『未来をつくる』お金の使い方(前編)

『未来をつくる』お金の使い方

〜寄付の仕組みをつくる人・寄付を活かす人・寄付をする人、3つの立場から考えるお金の話〜

トークイベントを開催いたしました。

こんにちは。PIECESボランティアの中原です。今回は、4月17日(水)にfreee株式会社様の会議スペースをお借りして開催されたイベント「『未来をつくる』お金の使い方〜寄付の仕組みをつくる人・寄付を活かす人・寄付をする人、3つの立場から考えるお金の話」のレポートをお届けします。

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週の中日の夜でお忙しい中にも関わらず、皆様から多くの参加申込をいただき、当初想定定員50人を拡大し、有難いことに定員上限いっぱいの65名の方々からお申込をいただきました。そんなイベントのお話の中身を以下簡単にではありますが、お伝えしたいと思います。

まずは、登壇者の3名に「寄付」についてそれぞれの関わり方や想いをお話しいただきました。


◆寄付の仕組みをつくる人
渋澤 健(しぶさわ けん)さん −
コモンズ投信株式会社 取締役会長

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皆さんの中にこれからの未来を信じているよと自信を持って言える人はどれくらいるでしょうか?もちろん強くそう信じる人もいれば、少しだけどそう思っているという人もいるかもしれません。僕は、皆さんの中に未来を信じる力が少しでもあればいいと考えています。その信じる力が合わさることで未来の社会を作る原動力となっていきます。そして、寄付は自らの意思が伴いながらお金が回っていく仕組みであり、寄付が集まることで未来を信じる力は強くなってより良い社会に繋がっていくと信じています。コモンズ投信の長期投資も同じです。

コモンズ投信では、子どものためのお金の教室という事業を行なっています。そこでは、いつも4つのお金の使い方の話をします。それは、消費・貯金・寄付・投資です。消費と貯金は「me(私)」ですが、寄付となると「we(私たち)」になります。そしてその後に来るものが投資です。「we」はこれからお金の使い方としてキーワードになってくると思っています。利己と利他は決して相反するものではなく、giveの後にはgivenが続きます。お金の使い方には時間軸があり、利己は本来利他に繋がるものなのです。

僕は元々アメリカでNGOからキャリアを始め、その後金融業界に入っていきました。その時に経験した911を契機に、そこには資本主義に対するシグナルがあったのではないかと感じ始め、その後社会起業家というものに関心を持つようになりました。アメリカでは一見営利目的にしか眼中になさそうな人たちでも、911のような大勢の人々が困っている時にすぐ基金を立ち上げるようなダイナミズムがあり、日本にもこのような営利と非営利をつなげることが必要だと思いました。

これまでの時代は、社会起業家という在り方を理解してくれる人は決して多くありませんでした。高度成長時代には感じやすかった成長を今の時代では感じにくく、豊かではあるけれど未来を信じる力が弱くなっているからこそ、なんとか変えなきゃいけないと思う人たちが現れてきているんだと思うんですよね。ですから、今日の話というのはその意味で時代が求めているお金の使い方なのではないかなと思います。

コモンズ投信株式会社


◆寄付をする人
下山 俊一(しもやま しゅんいち)さん −麻布不動産鑑定事務所 代表

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こんばんは。PIECESのマンスリーサポーターの下山と申します。今回は一社会人の寄付者として、個人の体験を通して、感じている寄付の役割や広がった世界についてお話ししたいと思います。

まずはなぜ私が寄付をするようになったのかということをお話ししたいと思います。そもそもは投資から寄付というものに出会いました。コモンズ投信という会社を知り、長期的視点で社会全体の価値を大事にしていて、経済性と社会性の両立を目指しているところに惹かれました。そうしてコモンズ投信にてお世話になる中で、社会起業家フォーラムというイベントで多くの若手社会起業家と呼ばれる方々に出会い、社会課題に向き合う若者を見て、自分にもなにかできないかと思うようになり、このとき他人事が自分事へと変わりました。その時に投資以外の関わり方はないのだろうかと考えたときに行きついたのが寄付という形でした。現在は8つの団体に寄付を行なっています。

寄付の役割というものについて、実際に寄付を始めるまでは、正直お金を投じたらそれっきりで、正直ただ可哀想な人を助けるというだけのイメージでした。しかし、寄付を始めてからそのイメージは変わりました。素直にそこで出会う人たちを応援したい、課題解決に貢献したい、と思う気持ちが現れました。寄付とは、お金を通した社会参加であり、主体的にお金を通じて社会に参画する手段だと思います。そこでの出会いは長期的な繋がりとなり、寄付を通じて私自身も精神性・関係性のリターンをいただけていることに気づきました。

いろいろとお話ししましたが、まずはもし皆さんの中にまだ寄付をしたことがないという方がいらっしゃれば、是非一歩踏み出してみることをお勧めします。いきなり長期の寄付サポートが難しいと感じる場合には、活動説明会に参加してみたり、クラウドファンディングでの寄付から始めたりしてみるのもよいかもしれません。また、身の回りの友人に伝えることも貢献になると思います。私は「1%の利他」という考えを信じていて、誰かのために1%を使うが社会を変えると思いますし、人間は社会的な生き物なので、自らの幸せにも繋がるというのを実感しています。多くの1%が集まることで、その雫は川となって流れて大地を潤すように、きっとじわじわ良い方向に変えてていきます。その「1%の利他」という言葉を胸に今後も寄付を続けていきたいと思っています。

下山さんのブログ:セルフ・リライアンスという生き方


◆寄付を活かす人
小澤 いぶき(おざわ いぶき) −認定NPO法人PIECES 代表

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皆さん今日はお忙しいところお越しいただきありがとうございます。お会いできて嬉しいです。私からはPIECESの大切にしている想いをお話しさせていただこうと思います。

その前にまず私の話をさせていただくと、子どもの頃からメディアを通じて戦争などの社会排除の構造に興味があり、いつか医者になろうと思っていました。そして実際に精神児童科医として働き始めてからは、多くのしんどさを抱えた子どもたちに出会ってきました。みんな社会のあらゆる制度とともに様々な人との関わりの中で支えられて生きています。しかし、安心して頼れるつながりが周りにない中、自ら命を絶つ子どもたちがいました。亡くなってからしか出会えない子どもたちもいました。子どもたちが生きている社会をつくっているのは、市民一人一人の意思決定や関わりだからこそ、さまざまな人たちとともに子どもの尊厳も自分の尊厳とおなじように尊重していく文化をつくりたくて、PIECESを立ち上げることにしました。

人に頼ることも、将来を望むことも、実はすごいエネルギーを必要とします。人に頼るというのは極めて主体的な行為で、人に頼るには3つの壁があると考えています。それは、まず自分で自分の課題を認識できること、次にその課題を訴えかけられる人が近くに思い浮かべられること、そして実際にその人に訴えかけに行けることです。子どもたちが社会から排除されている状態でこの3つを超えていくことは1人だけではとても難しいです。そこで私たちPIECESは、人と人の間の関係性のインフラを作っていきたいと思っています。社会を信頼できなくなる明日より、優しい関係が人の想像力から生まれる未来を作りたい。そう思い、子どもたちが孤立せずに安心して頼れる市民の優しい繋がりを社会に増やしていくために、日々活動に取り組んでいます。

最後にPIECESへいただいている寄付のお話をすると、企業と個人からの寄付が収入の7割に及びます。私たちがアプローチしている分野は未だ課題として社会から広く認知されている訳ではありません。まずは自主財源で活動を行い成果を出すことで仕組みにして、全国に寛容の輪を広げていきたいと考えておりますので、これからも引き続き応援をよろしくお願いします。

認定NPO法人PIECES


グラフィックレポート:PIECESインターン 濱口 芽生

グラフィックレポート:PIECESインターン 濱口 芽生

後編はこちらから▶︎ https://www.pieces.tokyo/news/2019/5/1/190417-02

募集開始!子ども・若者の孤立を防ぐ市民支援者育成プログラム@水戸


孤立した子どもに関わりたい、関わり方を学びたい人むけ
子ども・若者の孤立を防ぐ市民支援者育成プログラムへの参加の募集を開始しました!
@水戸

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茨城県水戸市の地域で、子どもと関わる活動をしたい方、既に関わっているけど、改めて関わり方を学びたい方、ぜひプログラムへの応募を検討してみてください。

子どもと寄り添う優しい大人の育成プログラムを全国展開を目指し、 資金調達を開始しました!

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いつもPIECESを応援いただきありがとうございます。

団体の体制変更のお知らせをしたばかりではありますが、2019年度PIECESとしては、これまで実施してきた子どもに関わる大人の育成プログラムを刷新し、全国展開を目指して参ります。

そのため、この度、コモンズ投信株式会社 渋澤さまのご推薦をいただき、朝日新聞社のプロジェクトであるA-portのSDGs特設企画の第一弾としてクラウドファンディングを行います。

これまで2016年5月より育成プログラムを開始し、2年半で約50名を育成。支援した子どもたちは約300人を超えます。しかし、活動はまだ首都圏を中心とした地域にとどまり、全国各地にいるかもしれない「孤立した子どもたち」には届けられていません。


そこで、より多くの地域で子どもたち一人一人に合わせた支援を拡げていくため、第一弾として、2019年6月から、茨城県水戸市で「セカンドリーグ茨城」のみなさんと共催というかたちで、育成プログラムを実施することとなりました。

セカンドリーグ茨城(http://secondleague.net/?page_id=269)は、障がい者や若者、子どもたちの誰もがイキイキと暮らせる地域を目指し、パルシステム茨城・栃木の支援で立ち上がったネットワークコミュニティです。


茨城県水戸市で育成を開始することにより、新たな地域で子どもの支援が可能となります。

この動きを継続し、さらに関西や九州、全国各地で育成プログラムを実施するためにクラウドファンディングでいただいた資金を元に、プログラムを整え、全国展開に向けて活動地域拡大のためのリサーチと連携する支援機関の開拓を行い、プログラムの実施を担えるファシリテーターを育成していく計画です。

ぜひみなさんも一緒にこのプロジェクトを成功に導いていただけますと幸いです。



サイト:A-port クラウドファンディング サイト

https://a-port.asahi.com/projects/PIECES_2019/

ぜひ、知人・友人のみなさまにも私たちPIECESへの期待や取り組みをお伝えいただき、「応援団」として支援の仲間を増やす機会として、イベントやクラウドファンディングをご紹介いただけますようお願いします。

今後ともよろしくお願いいたします。

<応援メッセージ>
子どもの虐待事件が毎日のようにニュースとなる実態に心を痛めている方が多いと思います。 私も、その一人です。 シビアな生活環境であっても、「助けを求められる身近なつながりがない」子どもたちが SOSを出して助けを求められる環境をつくりたい。 医療や行政の現場で様々のケースを見てきた児童精神医が立ち上がっています。 小澤いぶきさんが代表理事を務める認定NPO法人PIECESは、コモンズ投信のSEEDCap (社会起業家応援プログラム)で選考した、自信を持って推薦できる団体です。 一人ひとりの子どもの笑顔は、私たちの一人ひとりの想いとつながっているんです。 寄付は、このような未来を信じる力です。

渋澤 健 氏
コモンズ投信株式会社取締役会長
複数の外資系金融機関でマーケット業務に携わり、2001年にシブサワ・アンド・カンパニー株式会社を創業。07年コモンズ株式会社を創業(08年コモンズ投信㈱に改名)。経済同友会幹事。著書に「あらすじ 論語と算盤」等。

※コモンズ投信株式会社さまには「コモンズSeedCap(社会起業家育成支援プログラム)」を通じてご支援いただいております。

【重要】認定NPO法人PIECESから新しい団体が独立します

いつもPIECESを応援くださり、どうもありがとうございます。

PIECESは、2016年にNPOを設立し、これまでコミュニティユースワーカー育成プログラムを約50名に提供して来ました。また、孤立した子どもへの支援も、8プロジェクトを超えるプロジェクトを立ち上げ、300名以上の子どもたちと関わって来ました。特に豊島区では、子どもが孤立しないための地域の支援モデルをつくってきました。

2019年3月25日に行われた寄付者の方々とのイベントの様子

2019年3月25日に行われた寄付者の方々とのイベントの様子

設立からここまで来れたのも、一緒に活動してくださったみなさま、そして応援してくださった皆さま1人ひとりのお力添えのおかげです。心より感謝申し上げます。

そんなPIECESから、みなさまに今後についてお伝えしたいことがあります。

この度、認定NPO法人PIECESから、
新法人として、NPO法人サンカクシャ(登記申請中)が独立することになりました。


両団体とも、誰もが尊厳をもって生きられる社会、そして子どもが孤立しない社会を願い活動をしております。

子どもが孤立しない社会に向けて、地域に根ざした子どもの支援モデルを自律的な地域の仕組みにしていくために、副代表の荒井が独立し、NPO法人サンカクシャとして、豊島区の子どもの支援モデルの運営を引き継ぎ、豊島区及び文京区で支援の仕組み作りに取り組みます。

一方で、PIECESは、コミュニティユースワーカーのような市民が、日本の各地域で子どもの孤立を予防するアクションの担い手になっていけるよう、茨城県を皮切りに、市民の育成を全国に展開してまいります。

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団体として、新しい形に移行して参りますが、引き続き、2団体で共に目指す、子どもが孤立しない、優しさが溢れる社会を、これからも一緒に前に進めていけましたらとても嬉しいです。


詳細事項につきましては、それぞれの団体にて決定し次第お知らせいたしますので、引き続きご確認いただければと思います。

■本件に関するお問い合わせ先
Email : info[@]pieces.tokyo

寄付サポーター150人を達成しました!ありがとうございました。


Thank you! 150人達成!
2018年もありがとうございました!

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認定NPO法人になったことをきっかけに11月から始めたPIECE for PEACEキャンペーン
2ヶ月で70名ほどの方が新たに寄付サポーターになってくださり、結果157名に・・!!本当にありがとうざいます。心強い限りです。

これからも引き続き、皆さんと一緒に素敵な未来をつくっていけたらと思います。
よろしくお願いいたします。

引き続き、寄付サポーターを募集しています。来年もよろしくお願いします。
月々500円〜、いらなくなった本からでもサポートできます。

※PIECESを一緒に作っている方々を紹介するページをオープンしました!

You Are A Piece Of Peace.

子どもたちの周りがやさしいつながりで溢れる未来を目指して。
そんなPIECESの活動は個性豊かなメンバーに支えられています。

ぜひ、みてみてください。

メディア掲載・テレビ放映のお知らせ

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「 “ぼっち” でも大丈夫」 <Eテレ>

悩みを抱えている子どもについて考える番組
「くうねるあそぶ」特集第6弾「“ぼっち”でも大丈夫」にPIECESが取り上げられます。

2018年12月29日(土)[Eテレ]夜9時~9時55分

番組内容:https://nhk.jp/kodomo-pj

予告編:http://www.nhk.or.jp/shutoken/ohayo/report/20181221.html?fbclid=IwAR3z_-YFpODxPQANLZU_Yg7g43JIFnBrD6CQd0fL9W1kZPH6Vf0440sNHus

◆BUZZFEED
BUZZFEEDに代表小澤の記事が掲載されました。
「社会が生み出す子どもの孤立。必要なのは地域で虐待を防止する仕組み」
https://www.buzzfeed.com/jp/yutochiba/prevent-child-abuse

◆J-naradewa
子どもの孤立について、代表小澤のインタビューが掲載されました。
https://www.j-naradewa.com/interview/20181009_pieces1.html

PIECESでは寄付サポーターを募集しています。


方法1
月々1000円〜PIECESの法人活動を応援する


方法2
月々500円〜から、子どもたちを支援するプロジェクトを自分で選んで応援する(例:不登校、学習支援など)

サポーターが120人になりました!ありがとうございます

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いつもPIECESを応援していただきありがとうございます。

皆さんのおかげで、キャンペーンを開始して1ヶ月足らずでサポーター数120名達成することができました!

2018年6月に2周年を迎え、10月には認定NPOとなったPIECESは、どんな環境に育ちどんな課題を抱えていても、全ての子ども達が安心して生活し尊厳を持っていける社会を作るべく活動しています。

これからもPIECESが活動していくためにはみなさんからのご協力が必要で、今回このような形でキャンペーンを達成することができました。本当にありがとうございます。

さらなる目標はサポーター150人です!!!

PIECESの運営は、サポーターのみなさんのご寄付で支えられています。月1000円から参加できますので、寄付というかたちを通して、一緒にPIECESを作っていきましょう!ご寄付は、不登校の子どもや非行に走る子ども達が、コミュニティーユースワーカーやプロの大人と継続的な交流を持ち、社会的な孤立から守られるために使われます。これからもPIECESが活動を続けていくために、ご支援いただけると嬉しいです。

※寄付者の方むけのイベントを来年の春に企画しております。

PIECESのことをもっと知りたい方は、ぜひ活動説明会やイベントにご参加ください。

<今後のイベント予定>

認定NPO法人記念!めざせ!サポーター150人達成キャンペーン開始!

PIECE for PEACE
〜あなた自身が、平和な世界をつくるピースです〜

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PIECESは認定NPO法人となったことを契機として、子どもの孤立の予防と、子どもが子どもらしくいられる社会をつくるために、更に尽力していきます。
そんなPIECESが更に活動範囲を広げていくためには、たくさんの方からのサポートが必要不可欠です。


PIECESへのたくさんのサポートの中の1つのカタチとして、「寄付」があると考えています。これまでも、サポーターの皆様からの寄付で活動を広げて参りました。そして、この度認定NPOになったことで、寄付者の皆様に最大半分のお金が戻ってくるという寄付の制度がご利用いただけるようになりました。

PIECESが認定NPO法人として承認されたことを契機として、あなたもPIECESの新しいサポーターになりませんか?

ぜひ、この機会に、PIECESへの寄付をどうぞ宜しくお願い致します。

この機会に寄付いただいた方には、2019年春に開催する寄付者限定のイベントに招待させていただきます。

代表メッセージ

You are a piece of peace.
子どもたちが孤立の中で生き続ける明日よりも、
子どもたちの周りに優しいつながりが溢れる未来を一緒に創っていけたら嬉しいです。
今という同じ時代を生きている子どもたちへの優しい想像力が社会に新しいつながりを生み出します。

今後のイベント予定