啓発活動の目的は「子どももおとなも尊厳が大切にされる社会の土壌をつくる」こと。一人ひとりの感情や価値観、その背景に関心を持ち、「私たち」として社会に存在する感覚を育むための気付きを届けることで、一人ひとりが持つ市民性が発揮されやすい環境を耕します。
2023年は、子どもの権利条約の精神に則った「こども基本法」ができたことを受け、子どもの尊厳が大切にされる社会に向けた活動に力を入れるとともに、その土壌を耕す市民性と向き合う1年となりました。
4月
こどモヤ
届いた人数:35,931人
アクション数:1,363件
こどものモヤモヤから、子どもの権利やこども基本法を知るための啓発キャンペーン
4月の社会の動き・・・こども家庭庁設立・こども基本法施行
さまざまな子どもの声から、子どもたちの願いや社会の課題が見えてきました。
8-9月
問いを贈ろう
届いた人数:260,087人
アクション数:4,560件
17の「問い」を通じて、自分や他者、未来に想いを馳せるSNSキャンペーン
9月の社会の動き・・・国際平和デー
問いと向き合う時間が豊かな時間だった、いろんな世界の見方を知れたといった感想が寄せられました。
11月
子どもの権利月間
届いた人数:100,867人
アクション数:2,589件
情報発信やイベント開催、企業との協働を通じた子どもの権利の普及推進活動
11月の社会の動き・・・世界こどもの日
本との出会いで「⼦どもの権利」を考える、企業とのコラボレーションを実施しました
12月
やさしさのむしめがね
届いた人数:55,413人
アクション数:2,237件
PIECESの掲げる市民性やその世界観を伝えるための情報発信
12月の社会の動き・・・こども大綱閣議決定
私たちの暮らしの中のふとした瞬間にある、そんな市民性を集めました。
1月
こどもとそのまわりの人が
地震・災害のときにできること
能登半島地震を受けて、子どもとその周りの人が自然災害の際にできることについて発信
※代表理事の小澤いぶきがこどもに関わる専門家の方々とともに作成しました
1月の社会の動き・・・能登半島地震発生
今どんなことが起きているか、こころやからだはどのような影響を受けるかなどについてまとめました。
こども家庭庁との連携
代表の小澤いぶきがこども家庭庁のアドバイザーを務めるほか、12月に開設したこども家庭庁のこども向けホームページにおける「ぼく・わたしあるある」の記事の監修を行いました。また、こどもや若者が国の制度や政策づくりに参画するための「こども若者★いけんぷらす」にて、こども若者の意見表明のサポートをするファシリテーターにもPIECESのスタッフ2名が参画しました。今後も行政機関や企業、団体など様々な分野のみなさんと連携し、子どもの権利が大切にされる仕組みと文化醸成へ貢献していきます。
講演活動
講演回数:39回
参加人数:700名以上
日本の子どもを取り巻く環境やPIECESの取り組み、市民一人ひとりにできることなどをともに考えるために、講演や研修などを行いました。価値観のメガネを外し、子どもの尊厳を守るために大切なエッセンスを伝えるPIECES公開セミナーを3回開催したほか、企業や自治体、市民団体などが開催する講演会やイベントへの登壇も積極的に行いました。
メディア掲載
掲載数:10件
テレビ
NHK「君の声が聴きたい」、NHK「ドキュメント72時間SP」
新聞
朝日新聞全国版
ウェブメディア
朝日新聞デジタル、OTEMOTO、soar(ソア)、ハフポスト日本版、福祉をたずねるクリエイティブマガジンこここ、mi-mollet(ミモレ)、読売新聞オンライン