子どもと自分にとっての心地よいあり方をともに学び、実践するオンラインプログラム Citizenship for Children2023
「支援者」ではなく「ひとりの人」として子どもに関わりたいと思うからこそ生まれる、迷いや葛藤。Citizenship for Children(CforC)は、そんな願いや気持ちを持つ人たちが集い、子どもと自分にとっての心地よいあり方をともに学び、実践するオンラインプログラムです。
2023年8月から開始したCfrorCプログラム2023は、PIECESメイトをはじめとするたくさんの方々に支えられ、2023年1月末をもって無事終了しました。
今年度は基礎コース47名、探求コース30名の方に参加いただき、ともに学びを深めていきました。プログラムを終えた参加者の方からの感想を一部ご紹介します。
参加者の声
多くの視点を持つことができるようになった。自分の考えや思考の癖を捉えて他の考え方もあるかもしれないと一度立ち止まって考えられるようになった。
毎回講師の方から自分が知らなかった学びを多くもらったので視野が広がるとともに安心感もあり、自分がしたいことをしていいんだという気持ちになった。同時に自信にもつながり、自分の軸がぶれなくなった。
相手に合わせるのではなく、自分ができること自分が楽しいことを提供していくことに躊躇しなくなったし、ゼミの中でも自分の言葉として話せるようになった。専門的な知識や資格がないことで、自分は子ども・若者に関わっていけるのか、モヤモヤした気持ちを持ちながら参加しました。6回の講座で関わり方は様々あることを学び、自分にも子ども・若者に関わることができる場面は多くあるのではと思えました。
自分の感情を大切に取り扱うことができるようになったと思います。
プログラムを通じて、自分なりに大切にしたい願いや感情に気付くなど、参加者一人ひとりにそれぞれの変容があったなと感じます。それは、参加者のみなさんが講師の方々や他の参加者との対話を重ね、他者に想いを馳せ、自分と向き合う地道なプロセスを一歩ずつ、確かなものにしていったからなのだと思います。
CforC2023の参加者のみなさんとは、今後も修了生としてつながり続け、CforCで得た気付きや想いをともに分かち合い、この出会いを大切に紡いでいけたらと願っています。
実践コースのスタート
CforC2023探求コースの参加者のうち、5名の希望者が地域で自分らしいアクションをしていく「実践コース」に進んでいます。
実践コースでは、2024年5月まで、CforCを経た参加者が、さらに自分の手元から「優しい間」をうみ、自分なりの市民性が発揮されるアクションやプロジェクトを企画・実施することに伴走していきます。
実践コースに進んだ5名の参加者は、不登校の子どもの居場所づくりや対話の場づくりなど、それぞれの願いにもとづいた自分なりのアクションの実現に向けて、奮闘しています。
スタッフをはじめ、過去にCforCに参加し、自身の活動に取り組んでいる修了生にも伴走をしてもらいながら、ともに5月まで駆け抜けていきます!
実践コースの様子もお伝えしていくので、どうぞお楽しみに。
執筆者:西角綾香(CforCスタッフ)
CforCプログラムでも大切にしている「市民性」について伝えるページをつくりました。市民性やその世界観を、より身近に感じていただけたら嬉しいです。
市民性はいつの時代もそこにあり、社会を紡ぐ大切な力になる。
だからこそ、PIECESは絶やすことなく市民性を照らし、育み続けたいと思っています。
寄付を通じて、子どもたちの周りに、そして私たちの周りに市民性を育む仲間になりませんか?